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無口11 ページ12






パ「ギ、ギブギブ!ウグハッ」


真希「マジか…パンダが一瞬で」



絶賛訓練中で心の中では頬を緩々にしてパンダくんに絞め技を食らわせている


すごくふわふわだ、このまま寝れそうだ


でもこのままだとパンダくんが永遠の眠りにつきかねないので離れなければ…



真希「雪乃波って意外と力あるんだな」



真希さんがちょっと笑顔で話しかけてくれた
私今この世に悔いないわ



『まぁ、(でも真希さんの方が余程強いよ、うん強い女の子好き、かっこいい)』


真希「へぇ、次私とやろう。術式無しな」


『あぁ(喜んでお受け致す)』



真希さんがなんか名前が分からん長い棒を構えた


私はちょっと焦ってその辺に落ちてたゴツめの木の枝を構えた


しかもこの枝、リーチが短すぎる



真希「(完全にナメてるな、、ひと泡吹かせてやろう)」


『(え、どうしよう。負けてかっこ悪いとこは見せたくないな)』



パンダくんの合図で手合わせが始まった


真希さんはとにかく動きが早く柔らかい、そして力が強い


今だってリーチの長い武器を素早く私に振り回している


けれども隙をつこうとしているのがバレバレだ
それから力技でどうにかしようとしている


私は邪魔になってきた枝を放り投げて、向かってきている真希さんを突っ立って待つ



真希「(油断している隙に)」


『(こかすのは気が引ける…どうしよう)』


真希「それじゃあ訓練になんねえだ…ろ……」



私は向かってきた真希さんの足を物理的に掬って、横抱きにした


びっくりした顔も可愛いね真希さんグヘヘヘェ…



真希「お、降ろせ!馬鹿」


『す、(ご、ごめんすまな)……かたじけない』


パ「雪乃波の勝ちだな」


真希「チッ、もっと負かすなら豪快にしろ!」


パ「照れるなよ真希〜」



今度からはもっと豪快に抱きしめることにしよう
いや、やめとこう引かれる




棘「すじこー!」


『うっ、(最高)』



真希さんとパンダくんが取っ組み合いをしているのをほっこりしながら見ていると、棘くんが飛びついてきた


可愛さでノックアウトされた



憂太「雪乃波さんっ、スムーズになってきました!ありがとうございます」


『良かった(笑顔が見れてとても幸せだよ、うん可愛いねぇ)』



笑顔で駆け寄ってくる憂太くんのお陰で私のHPは爆発した



真希「雪乃波!もう一本」


パ「あー、俺が先だぞ真希」


棘「おかか、明太子!」


憂太「僕も後でお願いします」



後輩最高、愛してるぞ皆…





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作者名:鷲わし | 作成日時:2022年2月13日 23時

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