トキをみる者は知っている (ページ29)

今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:23,421 hit

やっと事件整理ページ29

黒「やっと事件の整理ができるね」

苦笑気味の黒木くん。

あ、なんかさーせん☆←

若「じゃあ事件の整理をする。ﾑｽｯ」

若武まだ怒ってる草←誰が怒らせた？

若「まずA。犯人に心当たりは？」

心当たりか、、

誰かこんなことをしそうな人。

それはやっぱり

『同じクラスに、
ゆいって子がいるんだけど、、』

私は隼人くんの誤解事件を詳しく説明した。

『で、嫌がらせ受けてるってわけ。』

どうかな？

やっぱりゆいってちょっと怪しいよね、、

彩「怪しいかも」

黒「とりあえず、他に心当たりは
ないんだよね？」

黒木くんの言葉に頷く。

隼人くんを好きな女子は他にもいると思うけど
ゆいがいるからあんまり表立って騒げない。

だって、私をシカトするような性格だって
分かったから。

静かに怯えてる女子もいるんだろう。

だから、今のところ心当たりはない。

上「じゃ、犯人をゆいだと仮定して調べる。」

若「明日、ゆいの周りの人間に
聞き込みをする。
学年やクラスの人間には
アーヤとAが聞け。」

まだ仮定だから確証は持てないけど、
とりあえず可能性の高い線から
調べていこうってことね！

小「あ、A。その手紙見せてくれる？」

ん？脅迫状のことか。

『はい！』

手紙を渡すと、
小塚くんはじっと観察しだした。

何してるんだろ、？

顔から読みとったのか、彩が説明してくれた。

彩「小塚くんはね、シャリの小塚って
言われるほど社会と理科が得意なの！」

サラサラとノートにまとめながら彩が言う。

じゃあ観察して何か分かるってこと！

すごいね、、

小「これは韓国語の雑誌か何かから
切り取った字を
液体のりで貼って使ってるね。」

あ、これ貼ってたんだ！

周りまで綺麗に切り取られてるから
そんなに気にしてなかった、、

小「それ以外に分かることはないかな」

なるほど。

足りないところを調査し合ってるわけか！

いいチームワークだね、、

じゃないじゃない！

これからは私もこの中に入るんだから！

感心してる場合じゃない！

若「じゃあ、明後日にもう一度ここに集まる。
明日にAとアーヤは学校。
黒木は韓国語雑誌について調べる。
上杉と小塚はその他のゆいの周りの
人間について聞き込み。」

沸点低い若武だけど。

こんな的確な指示ができるんだ、、

ってあれ？

『若武は？何するの？』

若「俺はリーダーだから指示役だ」

ふん！と威張る若武。

、、、なんだコイツ←