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黒の時代の太宰治:道化師:りん様リクエスト ページ7

『見てください、そして笑ってください太宰幹部!!』



太宰「・・・・・君、本当に私と同い年?」




__________嘲笑。





『これでどうですか?!』



太宰「はは、イインジャナイ」



『なぜ片言に!?』




___________苦笑。





『つ、次はこれで・・・・・・!!』



太宰「で?」




____________含み笑い。







Aはただ、いつも能面のような顔の太宰の、喜怒哀楽でいう"喜"と"楽"の笑みが見たかった。



そのために毎日笑わせようとするが、どうにも上手くいかない。



確かに笑ってはいるのだが、それは馬鹿にしたようなものばかりで、Aの望んだものじゃないから、Aは笑わせようと努力している。



・・・・・今のところ全敗だが。





太宰「・・・・・今日はなに」




いい加減うんざりしている太宰の前に、キラキラとした笑顔でA立つ。




『今日は私のとっておきの芸を披露しますよ!!』




言うが早いが、Aは直ぐ様行動に移る。



これで何回目だろうか。こうして笑いを取りに来られるのも。



太宰は光のない目でAの行動を見つめている。



普段通り、必死になっているAの姿が、段々と可笑しく思えてきた。



徐々に太宰の口角は上がっていき、ついには吹き出し、腹を抱えて笑いだしたのだ。




太宰「ふ、あはははははは!!もう無理、限界!!必死になって何してんの!!」



『おお!ついに笑ってくれましたね!!』




冷たい笑い方ではなく、子供が純粋に笑うような、そんな感じなのだ。Aも満足そうに笑ってみせる。




太宰「あはは、はははははははは!!!」




暫く笑うと、太宰は目の端に残った涙を拭い、Aの頭をポンポンと叩いた。




太宰「ふふっ、今日のは必死になって馬鹿みたいで面白かったよ、うふふふ」



『では、また今度もっと面白くさせて笑わせますね!!』



太宰「調子に乗るな」




そう言う太宰の声はふざけている時のようで、まるで威圧感がなかった。



多少馬鹿にもされたが、それでも望んだ結果が手に入ったのだ。それだけで十分じゃないか、とAは微笑んだ。

国木田独歩:青:りん様リクエスト→←芥川龍之介:代わり:りん様リクエスト



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黒月夜*(プロフ) - 抹茶党さん» ありがとうございます!条野さん可愛い!! (2019年3月14日 8時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶党 - リクエスト書いて下さりありがとうございました。(o^−^o)条野さん優しいvvv (2019年3月14日 7時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶党 - リクエストお願いします。家族を失ったトラウマで悪夢を見る夢主を励ます条野さん夢をください。 (2019年2月17日 21時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜*(プロフ) - ハイドさん» わかりました!頑張ります! (2019年2月17日 20時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - リクエストで、何でもいいので敦お願いします! (2019年1月27日 16時) (レス) id: 555b483480 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒月夜 | 作成日時:2019年1月7日 19時

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