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テツヤが入った事により、相手のパスが通るようになっていた。


それと同時に俺の目はどんどん赤く染まっていった。


相手がゴールを決めた途端に祥吾が俺の元へと来た。


『どうした?何の用だ?』


灰「審判、レフリータイムだ。」


『何を言っている?誰が怪我をしているんだ』


灰「お前、気づいてないのか、!?目から血が出てんだぞ!」


そう言われ目を触ると大量の血が手についた。


ナ「大丈夫なのか?」


『大丈夫だ。問題ない。』


無表情でそう答えた瞬間、俺は祥吾に頬を殴られた。


『何しやがる、祥吾』


灰「何しやがるだぁ!?てめぇが何してやがる!暴走して周り一切見ずに1人でやってんじゃねぇよ!
俺らが居るだろうが!何でもかんでも1人で抱え込んでんじゃねぇよ!
Aはもう前とはちげーだろ?いい加減、目を覚ましやがれ!」


胸ぐらを掴まれながら祥吾にそう言われた。


ナ「そうだ。俺たちはJabberwockなんだ。」


花「もう少し周りを頼れ。ばぁか」


ジェ「仲間だろうが!俺たちは!」


『みんな…。』


花「言っておくが霧崎第一の奴らも同じ思いだ。」


そう言われた瞬間、真っ暗だった俺の世界に幾つもの光が差し込んだ。
その光に手を伸ばした瞬間、優しい光が俺を包み込んだ。


(ああ、この光は、彼奴らの…っ、)


『あ、ぁっ、そうだな…っ、ありがとうっ、』


俺の目には光が戻り、静かに涙を流しながら笑った。

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連夜 - 絶対最後は仲直りってのが多くて、、でもこの小説はめっちゃすっきりした。 (6月4日 12時) (レス) id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まい(プロフ) - こーゆー系めっちゃ好きです! (2021年8月12日 0時) (レス) id: ec16fd7069 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - こう言う終わり方好きだなぁ〜……何かいっつも仲直りして終わる小説が多いから滅茶苦茶スッキリした……w (2021年4月18日 12時) (レス) id: 6cd34cfb8c (このIDを非表示/違反報告)
黒月薔薇(プロフ) - 続編おめでとうございます 更新頑張ってください 応援してます!! (2020年8月21日 19時) (レス) id: bf38792454 (このIDを非表示/違反報告)
マーヤ(プロフ) - 面白かったです。こういうの好きです。 (2020年5月31日 16時) (レス) id: c086fb7024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔弥 | 作成日時:2020年2月24日 16時

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