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拘束されている中也は鎖を引き千切り、鎖を掴んで引っ張った。
力負けした田噛がそのまま引っ張られ、木舌と谷裂を巻き込み壁に叩き付けられた。
すると、刀を構えた斬島が走る。
斬島の刀と中也の拳がぶつかろうとした。
『――待ったっ!』
「「っ!」」
寸前で二人の動きが止まった。
中也の拳はAの鼻先で止まり、一瞬Aの前髪を揺らした。
斬島の刀はAの首の横まで迫っていた。
「莫っ迦、Aっ! お前顔吹き飛ばされてぇのかっ!? 危ねぇだろっ!」
『いったっ』
拳を下げた中也は、普通にAの頭を叩いた。
斬島は静かに刀を鞘に納めた。
『こうでもしないと、兄さん話聞かないでしょ』
「あぁ? 話って何――」
「うらぁぁぁっ!!」
Aの前から中也が横へ吹き飛んだ。
話の途中で、再び復活した平腹が、中也目掛けて跳び蹴りをしたのだ。
不意を突かれた中也は、そのまま壁を破壊し瓦礫に埋もれた。
「よっしゃぁっ! 一発入ったぁっ!」
『え、えぇ……』
既にボロボロ状態の平腹が両手を振り上げて喜んだ。
それを傍から見ていた斬島が溜息を吐く。
ガラリと瓦礫から出て来た中也は、青筋を立てて平腹を睨んだ。
「……殺す」
『兄さん、待って、落ち着いて』
「おう! 掛かって来いチビ帽子っ!」
「止めろ、平腹」
「死なす、この死に損ないがっ!」
中也と平腹が殺し合いを始めようとするのを必死で止める。
そこに、復活した谷裂が金棒を振り回しながら参戦した事で更に荒れた。
これ以上の騒ぎは不味いと、主にAと佐疫、木舌が必死で止め、
落ち着いて話が出来る状態になるまで数分掛ったのは、云うまでもない。
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ソルト(プロフ) - この作品にてねこぱふぇさんの作品を全て読み終わりました。どの作品も面白く1日で読み終わってしまいました…これから2週目に入ります。今後のご活躍を期待させていただきます。 (2019年6月14日 0時) (レス) id: 61b043fd1c (このIDを非表示/違反報告)
鶴媛(プロフ) - ネコぱふぇさん» 弟君の幼女化ありがとうございました!!弟君シリーズすごく好きです!!これからも応援しています! (2019年4月30日 21時) (レス) id: 3faee80352 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごん子 - 獄都事変とコラボしてガッツポーズしたのは私だけじゃないはず (2019年4月29日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 大阪さん» すみません。バチカン奇跡調査官は詳しくないです。 (2019年4月29日 10時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - リクエスト、まだ大丈夫でしょうか?バチカン奇跡調査官とのコラボがみたいです… (2019年4月29日 5時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2019年3月24日 23時