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「そう。普段は視えていないけど、どうやら君と波長が合ってしまった様だね」
「おーい、斬島ぁっ! 佐疫ぃっ!」
すると、二人の後方から、また同じ制服を着た人が四人駆け付けて来た。
「二人共早いなぁっ!」
「出張早々問題発生だなんてね」
「件の亡者は見付かったかっ!」
「ふぁ〜……眠い」
テンションが高い人から怠そうな人と、様々な人が居た。
そして、何故か手にはツルハシやスコップ、金棒などを持っていた。
「気配を消して逃げられた」
「何っ!? 逃げられただとっ!?」
金棒を持った人が斬島さんに突っ掛かる。
「先走って行ったと云うのに何をしているっ! 危険な亡者を閻魔庁へ連行するのが俺達の役目だろうっ!」
「そんな事は分かっている」
「いいや、お前には獄卒としての自覚が足らんっ! 肋角さんに迷惑が掛かるだろうがっ!」
「おーっ! 喧嘩かぁ? やれやれっ!」
「平腹、煽るなよ」
「……暑苦しい」
やんや、やんや騒ぎ出す獄卒さん達。
――金棒の人、全部云ったな。
そんな事を考えながら呆然と見る俺の隣で、佐疫さんが深い溜息を吐いた。
騒ぎが収まって、生者の俺の存在が全体に認知された。
仕方なく、佐疫さんは俺に「獄卒」の事を説明した。
「――と、こんな感じなんだけど。まぁ、信じるか、信じないかは君の――」
「おーっ! 生者かお前ぇーっ!」
『ぐえっ』
いきなりテンションの高い人――――平腹さんが俺の顔を掴んで自分の方へ向かせる。
危うく首がもげる所だった。
平腹さんは珍しそうに俺の顔を触ったり、摘まんだりとやりたい放題だ。
その度に、平腹さんのハチャメチャな思考が飛んで来た。
ある意味で、裏表がない人だ。
「平腹、まだ俺が話しているだろ」
「わぁっ! お前、斬島と同じ目の色だなっ!」
「聞け、話を」
「あいたっ」
平腹さんが佐疫さんに叩かれて、俺は解放された。
顔、超痛い。
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ソルト(プロフ) - この作品にてねこぱふぇさんの作品を全て読み終わりました。どの作品も面白く1日で読み終わってしまいました…これから2週目に入ります。今後のご活躍を期待させていただきます。 (2019年6月14日 0時) (レス) id: 61b043fd1c (このIDを非表示/違反報告)
鶴媛(プロフ) - ネコぱふぇさん» 弟君の幼女化ありがとうございました!!弟君シリーズすごく好きです!!これからも応援しています! (2019年4月30日 21時) (レス) id: 3faee80352 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごん子 - 獄都事変とコラボしてガッツポーズしたのは私だけじゃないはず (2019年4月29日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 大阪さん» すみません。バチカン奇跡調査官は詳しくないです。 (2019年4月29日 10時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - リクエスト、まだ大丈夫でしょうか?バチカン奇跡調査官とのコラボがみたいです… (2019年4月29日 5時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2019年3月24日 23時