皆の絆は知っている

事件か？ ページ10

〜忍side〜

皆が黙り込んでいて、シーンとなってしまったから、俺が口を開いた。
「そんで、小児がんって、なんなんだ？ 。。。どれくらい、深刻なんだ？」
皆が一斉に上杉の方をみた。

「主な小児がんは、白血病、脳腫瘍、神経芽腫、リンパ腫、腎腫瘍などだ。胃がんや肺がんなどは小児にはほぼみられない。「小児がん」とは総称であるから、立花の妹の症状や原因などの詳細は、分からない。小児がんは白血病やリンパ腫を除くと大人では稀なものが多い、しかも種類も多いから、症例の多い病院での治療が必要とされ、主に小児専門病院への通院や入院により行われるこがあるらしい。手術で治る確率は、70%くらいだ。だが、髪の毛が抜けたりは、する。発見のきっかけとしては、発熱などがあげられる。」

「あ、そういえば、アーヤが、一週間位まえに、妹が急に熱だしたっていってたな。」

「おい、美門!いつ、どこでそんな日常的会話をしたんだ!?」
美門は、ニャッとした。
「放課後、一緒に帰ったとき、だ。」
若武が反発しようとした瞬間、上杉がいった。
「おまえら、そんな話してる場合じゃねーだろ。」

再びみんなが静まり返る。
「そんで、これは、事件なのか？」
「七鬼、おまえさ、そう言う問題じゃねーだろ。どう考えても。立花が、それを聞いて、精神的にどれくらいショックを受けるか分かってんのかあ⁉それで、どうするか、皆が考えてんだ。少しぐらい、空気読めるようになれ。」

「。。。。」

「で、アーヤに会いに行くべきか？」

「慰めほたほうがいいのか？」

黒木に視線が集まる。

「いや、やめておいたほうがいい。まず、俺らはこの事を知らないっていう設定なんだ。アーヤが俺らを必要とするときには、連絡が来るだろう。それまで待っているべきだ。誰も、動いてはだめだ。」

「ぜってーいわねーだろ。アーヤ。」

「黙ってるだろ。」

「ん、迷惑だからとか言うんだよね。どうせ。」

「。。。。」

「とりあえず、俺が、明日学校で様子をみてみるっていうのはどうでしょ。」

「美門、おまえ頭狂ったか？明日土曜だぞ⁉」

「先週の月曜の振替で学校があるんだ。だから、様子をみてみる。」

どうだ？ と伺うように黒木に目をむける。

「ああ、いいだろう。じゃ、アーヤのことは、よろしく頼んだぞ。」

「じゃあ、諸君、明日、美門達が帰ってきたら集合だ。俺ん家にな。では、美門
幸運を祈る‼ 今日のとこは解散‼」

また作者登場→←謎の答えは。。。

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