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「…そんでもって、証言を確かめる為にわざわざここに?」

「はい」

「君ってたまに突拍子もないことするよな…」



コクンと頷けば、本日二度目となるため息をつかれた。
困ったな、と言いたげに眉を下げるその姿は何処と無く迷っているように見える。
……もうひと踏ん張り、といったところでしょうか。

確かにそれもありますが、と前置きし、彼女へと向き直る。



「…本音を言うと、ボク自身の我儘です。」

「?」

「火神君から貴方の事を聞いたとき、あの彼を負かしている人とは、どんな人なのかと。会ってみたいと。そう、思ってました。
…まあ、まさか同じ委員会だとは思いませんでしたけど」

「…はは、」


____



実は、彼と同じ委員会に所属しているのは意図的によるものだったりする。
おぼろげであるが、確かに彼の趣味は読書だったはず。もしそうなら是非とも盛り上がりたい、バスケ以外で。
結局、彼とは弟(バスケ)関連で関わることになってしまったのだが。




「…だから、これはボク自身の我儘です。」

まるで、自分に言い聞かせているかのように同じ言葉を繰り返す彼。
やがて、肩にかけていたバッグに手をやった。
スクールバッグから取り出したのは…言うまでもないだろう。

A先輩、

私の名を呼び、彼は続けた。



「……ボクと、1on1して下さい。」

「!」

「自分勝手なのは承知の上です。
…けれど、」



___ボクは、先輩の“バスケ”を見てみたい。



「……」


弟を負かすプレイとは如何なるものか、気になるから。だから彼はそう言ったのだろう。
けれども所詮、この才能は神様か仏様か魔法使いか何だか知らないが、勝手に付いてきただけである。別に好き好んで願ったわけでもない。勝手に付いてきただけである(2回目)

しかし、この才能は特別嫌いというわけでもない。アメリカだと「Good」「GREAT」「COOL」の褒め言葉三連続コンポが当たり前のように飛び交っていた。
…正直、嬉しくなかったと言えば嘘になる。


だから。


「…で、どっちが先攻?」

「…!」



平凡でいて、何処か他と違うプレイスタイルを持っている彼と。

やってみたいと思った。

〃→←キミと1on1*Kuroko



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ユキ(プロフ) - kosigayamaihintさん» ありがとうございます。殆ど妄想で書いているようなもんなので、とても嬉しいです。無理をしない程度に更新頑張りますw (2018年8月30日 9時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
kosigayamaihint(プロフ) - 光の姉凄く大好きです!この本編では見れないお話見るのとても楽しいです!更新楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね (2018年8月30日 1時) (レス) id: d0a46af0d1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます!あくまでも関係は年上と年下みたいな感じです!私も夢主がタイプですw (2018年4月25日 7時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - こういう殺伐として甘くない関係好きです!夢主が超どタイプ。← (2018年4月25日 6時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒九路苦さん» ありがとうございます!更新は思い付いた時にやっていますが、待って頂けると幸いです。これからも頑張ります。 (2018年2月12日 0時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年10月9日 21時

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