変わり者5人目 ページ7
*
結局、彼のファンになるかならないかは、今の時点では、一先ず“保留”ということにしておいた。
彼曰く、
「なりたかったら、スグに言ってよ?いつでも空けとくから」
…とのこと。
___
どういうわけか、それ以来、ミーハー女子が絡んでくることはなかった。
多分彼…松野くん(長男)が、彼女等に、釘をさした為だろう。
しかし。
「――おい、」
「……なんですか」
「聞こえてんならさっさと返事ぐらいしろよ…
ドンくせえ」
「((イラァ」
松野くん(次男)はというと、余計絡んでくるようになってしまった。
ちょっとでも目が合おうものならば、何見てんだよと睨まれ。
だからといって、極力何もしないようにしても、「教科書を忘れたから見せろ」と言われ……これは普通か?←
とにかく、なにかと理由を付けては私に突っかかってくるのである。
彼は一体何がしたいのか。
「アイツ、関わらないとか言ってた癖に」
「水谷さんって……約束しても口先だけじゃない?」
「ホント、どんな手使ったのかしら」
「…」
とりあえず、彼女たちに一言、物申したい。
私は、まったく、彼に媚売ってません。
むしろ、彼が勝手に突っかかってくるだけです。
お陰で、私はあの日から、クラスの人間と誰とも話せていない。
もちろん、友だちも0人のまま。
「おい、聞いてんのかよ」
彼は気づいていないんだろうか。
それとも、気づいていて、わざとやっているのか。
まぁ、どっちにしろ、迷惑であることには変わりない。
「―――すみません、私用があるので」
後ろから呼ぶ声が聞こえたが、無視をした。
これ以上、彼に関わってたら、私の身がもたない。
こうして午後の昼下がり(正確に言うと昼休み)
私は教室をあとにしたのだった。
そうして、向かうのは――図書室。
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サクラ - 更新楽しみに待ってます!早く素でないかな… (2018年3月27日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 更新頑張ってください。待ってます。 (2018年3月7日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き 水姫(プロフ) - 最新頑張ってください! (2017年11月17日 13時) (レス) id: f4a6cb2266 (このIDを非表示/違反報告)
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