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変わり者5人目 ページ7





結局、彼のファンになるかならないかは、今の時点では、一先ず“保留”ということにしておいた。

彼曰く、

「なりたかったら、スグに言ってよ?いつでも空けとくから」

…とのこと。


___



どういうわけか、それ以来、ミーハー女子が絡んでくることはなかった。
多分彼…松野くん(長男)が、彼女等に、釘をさした為だろう。


しかし。



「――おい、」

「……なんですか」

「聞こえてんならさっさと返事ぐらいしろよ…
ドンくせえ」

「((イラァ」



松野くん(次男)はというと、余計絡んでくるようになってしまった。
ちょっとでも目が合おうものならば、何見てんだよと睨まれ。
だからといって、極力何もしないようにしても、「教科書を忘れたから見せろ」と言われ……これは普通か?←


とにかく、なにかと理由を付けては私に突っかかってくるのである。
彼は一体何がしたいのか。





「アイツ、関わらないとか言ってた癖に」
「水谷さんって……約束しても口先だけじゃない?」
「ホント、どんな手使ったのかしら」


「…」



とりあえず、彼女たちに一言、物申したい。


私は、まったく、彼に媚売ってません。
むしろ、彼が勝手に突っかかってくるだけです。


お陰で、私はあの日から、クラスの人間と誰とも話せていない。
もちろん、友だちも0人のまま。


「おい、聞いてんのかよ」



彼は気づいていないんだろうか。
それとも、気づいていて、わざとやっているのか。
まぁ、どっちにしろ、迷惑であることには変わりない。


「―――すみません、私用があるので」




後ろから呼ぶ声が聞こえたが、無視をした。
これ以上、彼に関わってたら、私の身がもたない。
こうして午後の昼下がり(正確に言うと昼休み)
私は教室をあとにしたのだった。




そうして、向かうのは――図書室。

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設定タグ:おそ松さん , F6 , 黒バス(?)   
作品ジャンル:恋愛
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サクラ - 更新楽しみに待ってます!早く素でないかな… (2018年3月27日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 更新頑張ってください。待ってます。 (2018年3月7日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き 水姫(プロフ) - 最新頑張ってください! (2017年11月17日 13時) (レス) id: f4a6cb2266 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年5月5日 17時

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