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優side


第2Q開始と共に、正邦のディフェンスが更に固くなった。
その為、火神君は津川君をなかなか抜くことができない様子。


しかし、火神君はボールを、津川君の股下を潜らせて、その先にいた黒子へとパスした。

その一瞬で、右側から走って回り込んだ火神君の方へと黒子がボールを弾く。
それを受け取った火神君は、全く反応できなかった津川君を残し、そのままゴールへと向かう。


ゴール前で岩村さんが火神君の前に立ち塞がった。

が、先程と同様に彼ははボールを岩村さんの股下でバウンドさせて、潜らせた。

それを黒子はコートに強く叩き付け、真上に弾く。火神君は、真上に弾かれたボールを、そのままダンクで押し込んだ。


「……(チラッ」


抜かれたのに、笑みを絶やさない津川君。

と、春日さんが話しかけているのが見えた。

……?



『(ボソッ不味いな……』


りんちゃんがそう呟いた。
多分、春日さんが津川に何か言ったんだろう。



嫌な予感は的中した。



日向「ダメだ!行くな火神!」

日向さんの焦ったような声。



ピ-ッ!!

審判のホイッスルの音。


「オフェンスファウル!白10番!」


審判が掲げる4の旗に、火神君のファウルが4になったことが確認できた。

火神君は慌ててベンチを見るが、既にリコさんは交代の準備に向かった後で、手遅れと言ったところ。


……どんまい。

〃→←〃



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藍斗 - おもしろかったです! 更新頑張ってください 応援してます! (2016年9月10日 11時) (レス) id: 74bee11643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年6月4日 10時

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