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青「...」
『あの.....?』
しばらく私を見つめていた彼は、
そっと手を伸ばし私の頬に触れる。
『っ..(ビクッ』
青「...」
徐々に近づいてくる彼の顔。
私は.....どうすればいいんだろう。
何が正しいのかもわからず、
私はその場の流れに身を任せた。
....けれど、その時は一向にやってこない。
青「...(クスッ」
『...?』
青「俺はお前の双子の兄だよ」
そう言ってどこか悲しそうに笑っていた。
『お兄、ちゃん..?』
青「っ...」
『?』
青「...A、お前兄妹の恋をどう思う?」
兄妹の.....恋?
青「お前が俺のことが好きだったって言ったら、信じられるか?」
なんで、そんなこと....っ
青「A...」
この時涙が溢れていたことに、私は気づかなかった。
『そんなの.....辛いに決まってる。
誰からも認められないなんて、寂しすぎるよ..
.....きっと苦しくて、不安になって、逃げ出したくなって.....』
青「...」
『私...あなたのことが好きだったの..?』
手も声も震える。
すると彼の手が優しく私の頭を撫でた。
青「......そんな怖がんなよ。地味に傷つくだろーが(苦笑」
『...』
青「...心配すんな、俺とお前はただの兄妹だからよ(ニコッ」
『ほん...と?』
青「おう」
『っ、あの...私のこと、たくさん教えてください』
青「いいけどよ...」
『早く思い出したいんです..』
青「..そんな焦んなくても、誰もお前を見捨てたりしねぇぞ?」
『...』
青「少なくとも俺はな!(ニカッ」
ドキッ..
彼の笑顔にドキドキした。
..でもね。
彼と付き合ってなかったって聞いた時、
私.......ホッとしちゃったんだ。
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ざくみん(プロフ) - すっごい感動しました(T_T)ほかの小説も読ませていただいています^^*おかげで最近なみだもろいです(笑)夢小説でガチ泣きする痛い私ですが、応援してますので頑張ってください♪ (2016年8月20日 0時) (レス) id: 265ecc2e05 (このIDを非表示/違反報告)
青☆京(プロフ) - とても感動しましたー(´;ω;)こんな素敵な作品書いてくださって感謝です! (2016年2月25日 21時) (レス) id: ddf5587bc9 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 黄瀬ェ…(;_;) お前も幸せになれよ←w 素敵な作品ありがとうございました! これからも頑張ってください! (2016年2月24日 22時) (レス) id: e4ec6b0681 (このIDを非表示/違反報告)
ユンシカ - うぁぁ……切なすぎる!!そして黄瀬くんカッコいい……黄瀬くんも幸せになれればいいな! (2015年9月28日 17時) (レス) id: 9cb78d64a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - サクサクさん» たくさんのコメント嬉しかったです!ありがとうございました^ ^ (2015年7月10日 21時) (レス) id: 13460b3430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2015年5月15日 20時