【黒バス】許されない恋の結末は...【青峰大輝】

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『...ねぇ大輝』


青「別れようとか言うんじゃねぇだろーな？」


『え....なんで..』


青「前にも言ったろ。お前の考えてることなんてすぐわかるって。おまけに俺たち双子だろ？」


『..じゃあ、大輝も同じこと考えてた？』


青「..んなわけねぇだろ」







そう言って少し寂しそうに笑う。

大輝がこの顔をするときは、いつも自分の気持ちを隠して嘘をつく。



....大輝もそう考えてたってことだよね？







青「なぁ、俺たちって別れる必要あるか？」


『...』


青「何か悪い事してんのか？」


『.....わかんないよ』


青「A...」


『だって、私はただ1人の人を好きになっただけなんだよ！？それなのに..どうして兄妹っていうだけで許されなくなるの！？』







そういえば...あのドラマの2人はどうなったんだっけ？


ハッピーエンド？

それともバッドエンド？



もうそれすらも覚えていない。



ただ確かにひとつ言えることは...

恋は不平等だ。







青「....いっそのことどっか行っちまうか」


『え？』


青「俺たちのこと誰も知らない所に、2人で...」


『..うん。私は大輝がいれば、他には何もいらない』







例え何もかも失ったとしても、大輝さえいてくれれば....







青「なら約束だな(ﾆｶｯ」







そう言った大輝は顔をのぞき込み

優しく唇が重なる。



何度も何度もキスをした。



..離れたくない。



この温もりだけが、私たちが恋人だということを証明してくれるから。







青「高校卒業して、それでもまだお互いの気持ちが変わってなかったら....覚悟決めよーぜ」


『うん！』







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一週間後、この幸せは見事に壊される。




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