栗花落カナヲの妹さん

番外編　誘い方 ページ29

作者「本編書くほど気力湧かないので番外編です。ちなみに合宿が始まってすぐです」




しいなが木陰でボケーとしてる。

少し離れたところで一年ズと二年ズがコソコソ話し合ってる。

虎杖「どうやって栗花落を訓練に誘う？」

野薔薇「いっそ参加させないとか」

真希「いや、あいつは刀の腕前はなかなかだ。いい相手になってくれるんだろうが･････」

パンダ「普通に誘えよ」

狗巻「しゃけ」

伏黒「五条先生がひどい断られ方をしたのを忘れたんですか？」

数日前のこと･････。




五条「ねー、一緒にスイパラ行かない？」

ノリノリでしいなに話しかけた五条。

しいな『･････行かない』ニコッ

何と銅貨を投げずに決めた。

五条「あれ、いつもコイン投げて決めるんじゃなかった？」

しいな『･････歌姫姉さんに五条悟とは必要最低限だけしか関わるなと言われた。さようなら』ニコッ

五条「せめて自分の理由で断りなよ〜」

しいな『･････えっと、用事出来そうな気がするので行きません』

五条「出来そうって･････」

しいな『･････じゃあ、昼寝するので無理です』

五条「スイパラと昼寝どっちが大切！？」

しいな『昼寝』

しいなは即答する。

五条「もうちょいマシな言い訳はない？」

しいなは少し考える。

しいな『･････不審者と遊ぶと歌姫姉さんに怒られるので』

五条が少しショックを受けて黙る。

虎杖「･･････････」←影で見てた人

伏黒「･･････････」←影で見てた人

野薔薇「･･････････」←影で見てた人

真希「･･････････」←影で見てた人

狗巻「･･････････」←影で見てた人

パンダ「･･････････」←影で見てた人




近づきにくいオーラがあるしいな。

数日前のせいで更に近寄りがたくなった。

虎杖「あんなこと言われたらしばらく立ち直れない」

パンダ「無自覚なのが怖い」

野薔薇「あぁ！ しいな寝ちゃってる！」

コソコソ作戦会議を開いている隙にしいなが横に倒れて寝てしまった。

真希「また誘えなかったな」

伏黒「このくだり四、五回やってますよね」

狗巻「すじこ･････」

狗巻さんが呆れたように言う。

野薔薇「明日は必ず誘うわよ！」

結局しいなが練習に参加したのは二日後だった。




しいな『普通に言ったら参加するのに･････』

野薔薇「あんな断り方したらね･････」

しいな『あれは五条先生にだけ』

二十六話　小沢優子さん→←番外編　鍛錬

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