9.ポジティブ ページ10
ロッティ「…乃木?」
ユイ「ほ、ほんと!?」
乃木「ごーりてきに俺と一緒に居れる方法だけど、異論ある?」
A「…ない…ないけど…。」
乃木「よっし決まり!」
A「……いいの?絶対しんどいよ…?神力、使わせちゃうかもだよ…?嫌な思いするのは乃木なのに…」
乃木「俺が嫌なのは、俺の事を知らないくせに俺の力を借りようとする奴らであって、俺のことをよーく知ってるAにだったら全然いいんだけど?」
笑って言ってくれる乃木に、涙が溢れ出そうになる。
A「……ばか、ありがと」
乃木「んふふー、どういたしまして!」
ロッティ「…これからは4人前だな」
ユイ「腕がなるね〜!」
ロッティ「頼むから慎重にやってくれ…」
ユイ「な、いつも慎重だもん!」
乃木「ユイちゃんの料理は鉄分いっぱいだからな〜」
ユイ「乃木さんまで!!」
A「…っぷ、あははっ!これからよろしくね、ロッティ、ユイちゃん、乃木!」
ロッティ「ああ」
ユイ「うん!」
乃木「OK!じゃああの客室Aの部屋にするか!」
ーーー
連れてこられた部屋は一般的な部屋で、家具はある程度揃っていた。
今まであんなに遠くにいたのに、まさか一緒に暮らすことになるなんて…しかもユイちゃんとロッティも一緒に!楽しみだなぁ。
ユイ「Aちゃんって、笑った顔可愛いよね!」
A「え?!ユイちゃんの方が可愛いよ?!
ね?ロッティ」
ロッティ「なぜ俺に振る????」
分かってるくせに、とニヤニヤしているとロッティはそっぽを向いた。
こんな可愛い子が近くにいるのによく自分のモノにせずにいれるな〜なんて思ってしまう。
乃木「足りない家具は市松に頼めばいいから!」
A「ミズチさんのこと?あの人見た目もだけどマジのお嬢様なんだ…」
ユイ「凄いよね〜、僕も最初聞いた時びっくりしちゃった」
ロッティ「天塚家も中々だと思うが…」
A「あのおっきな病院だよね?!そんな凄い人達と友達になれる乃木ってなに?!」
ロッティ「…乃木だからこそ、なのかもな」
ロッティにそう言われ、確かにな…と思った。
乃木は明るいし誰にでも優しくて、私なんかが傍にいちゃ…って、また暗くなってる…。
乃木「やっぱ類は友を呼ぶんだな〜」
俺、神だし?と付け足す乃木がポジティブすぎてため息が出てしまう。
でも、そこに惹かれたんだよね。
部屋紹介の後は皆で喋って、疲れたこともあり早めの時間に皆就寝した。
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作者名:霊来 | 作成日時:2023年7月27日 4時