32.またねマイホーム ページ33
時は過ぎ、戦国時代…
間違えた。9月上旬
私は今、日本に帰るための準備をしています。
ユイ｢Aちゃん出来たー？｣
A｢できたよー｣
荷物をまとめたキャリーケースを持って廊下に出る。
この家も、今日で最後なんだなぁ。
ユイ｢…大丈夫だよ、次の長期休みの時に2人でまた来よう！｣
私の顔を見て察したのか、ユイちゃんは笑顔でそう言ってくれた。
それに…
乃木｢ロッティ〜入んね〜｣
ロッティ｢荷物を減らせ！あっちで調達できるものは持っていかなくていいから｣
乃木とロッティも一緒だしね。
そう、事の発端は2日前＿＿
A｢乃木、どうしよう｣
乃木｢え、なに。そんな深刻な顔して。｣
A｢あと少しで夏休み終わるよ？つまり、日本帰らなきゃだよ？｣
乃木｢あー…｣
A｢もう私にとってはここがマイホームなのに！やだやだ帰りたくないずっとここいたい〜…｣
ロッティ｢ユイも同じこと言ってたな…｣
A｢そりゃユイちゃんもここ好きだもん！｣
乃木｢んー、俺もAと会えなくなるのは嫌だな〜｣
A｢私だってやだよ！でもさ〜…｣
乃木｢じゃあ行くか｣
A｢…？｣
乃木の言葉に私は首を傾げた。
ロッティはなぜか眉間に皺を寄せている。
乃木｢俺らも、日本に♡｣
A｢……は？
はあ〜〜〜？！！｣
そんな軽い流れで私たち4人は日本に行くことになった。
私もあわよくば一緒に日本に〜なんて考えてたけど…まさかほんとに来ることになるとは。
乃木｢よーし準備おっけ〜♡｣
るんるん気分で乃木がそう言うが、隣にいるロッティは既に疲れた顔をしていた。
A｢そういえばジョージさんはどうするの？｣
お風呂場にいる幽霊のジョージさん。
あの人にはたまに話し相手になってもらっているから、良ければ来て欲しいんだけど…
ロッティ｢あいつはここに残るらしい｣
乃木｢この家守ってくれるってさ♡｣
2人にそう言われ、思わず肩を下ろしてしまう。
まぁ確かに誰もいないのは心配だもんね…また次の長期休みの時に日本のこといっぱい話してあげよう！
ユイ｢そろそろ時間だし、行こっか！｣
ユイちゃんの言葉に私たちは頷いて、家を出た。
またね、第2のマイホーム！
ーーー
ちなみに、ダブルデートの時のシャルユイの進展に関してですが…付き合うまでには至りませんでした。
ですがお互い前より意識し合うようになりました。
書くタイミングが無かったので…すみません…TT
ーーー
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作者名：霊来 | 作成日時：2023年7月27日 4時
