料理とお酒 ページ2
こんなにたくさんの人達と家で一緒にご飯を食べながら話すのは初めてだったので、私も楽しくなってしまうなのは仕方ないだろう
そう思いながら目の前のキラキラした料理に手を伸ばした
「おいしい…!!」
ブフッと吹き出す笑い声が隣で聞こえ、そっちに顔を向けると、笑顔の眩しい鈴村さんがいらっしゃった。かわいい
鈴「声に出ちゃうほどおいしーの?」
かわいい子供のように問われる
「はい!凄くおいしいです!誰ですかプロ連れてきたの…!」
鈴「え!プロやなんて、ちょー嬉しい!」
にこにこ顔の鈴村さんは目を真ん丸にして手を頬にあてた
…うん?!
「鈴村さん、まさかこれ…」
鈴「うん!作ったの俺〜!」
「まじですか!!」
鈴「昔は調理師目指しとって、料理の研究とかもやってたからさ〜
でもいつになっても自分の料理でニコニコしてもらえるのすっごい嬉しいなぁ
Aが作ったのもめちゃくちゃ美味しいよ!」
「でも鈴村さんみたいにお洒落な料理作れません…」
鈴「今度一緒に作ろうか、おいちゃんが教えちゃる!」
「本当ですか!」
目を輝かせるAの隣でぐびぐびとグラスの酒を飲む男達は鈴村に羨ましそうな視線を送った
小「ん〜Aー」
「なん…小野さんお酒くさいです。」
ふわふわのカーペットの上に座っているとふいに背中に重みを感じ振り返る。と、にこにこした小野さんが寄りかかっていた。周りにふわふわお花が飛んでるのが見える。なんだ天使か
小「えぇ!くさい!?え〜ショック〜……Aは〜…んーとね…」
ふにゃふにゃと言葉を発したかと思えば、肩口に顔を埋め、スンスンと鼻を利かせた
「ちょちょちょちょっとななな何してるんですか小野さん!」
小「うん…いい香り」
「酔ってんすか」
…小野さん酔うとセクシーだだ漏れ…何なんだこの色気はけしからん。
小「酔ってないよー!高知の男は酒に強いんだ!」
えっへん、という声が聞こえてきそうなお姿
そのとき、胸を張ってどや顔をかます小野さんが突然視界から消えた
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はるな(プロフ) - このお話の続き見たいです!楽しみにしてます体調に気をつけてください (2020年3月19日 11時) (レス) id: 9cbf5805b4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 遅ればせながら読ませていただきました。本当にどの方も魅力的に書かれていて、是非続きが読みたいと思いました!無理のない範囲で、更新楽しみにしております (2019年9月2日 22時) (レス) id: 5f0271f313 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴぷぺっぽー! - もうとても大好きです。更新頑張って下さいまし! (2019年3月28日 1時) (レス) id: d4423b766c (このIDを非表示/違反報告)
みすぐ - 作者さん…結婚しましょう…貴方なんかあれですか神ですかそうですね分かりましたっ!! (2018年8月30日 15時) (レス) id: c25433884f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:國村 楓 | 作成日時:2018年8月20日 17時