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『....でも、なんか過保護が過ぎると思わない？そんなに心配しなくてもなぁ......』
「で、なんでそれを俺に言うんだ」
グルッペンの部屋でケーキを食べながら愚痴を零す。呆れた顔で、もきゅもきゅと食べる口は止めないグルッぺンにある意味執念を感じる。
ちなみに今日はどこかに出かけているが、いつものお茶会はマンちゃんとエミさんも一緒だ。
あれ、そういえばグルッぺンと2人で食べるのって初めて？
グルッぺンの顔を見つめるとどうしたんだ、と眉を顰められる。いやぁ、かっこいいなぁと思って、と適当に返すと思ってないくせによく言うわ、とデコピンされた。
『..いたい』
「嘘つけ、軽くやったで？」
『力加減出来てないよ』
「それはそれは申し訳ない、お嬢様。」
『ふざけてるね？ヨシ歯ァ食いしばれ』
ぐっ、と拳をつくりグルッぺンに向けるとやれるモンならやってみろとでもいうように余裕ぶった態度を取られ、思わずそのまま右ストレートをキメてしまった。
「い....ッ、たくない。」
既のところで拳を掴まれ、狙っていたみぞおちには届かなかった。
『子供の右ストレートだよ。痛いわけないじゃん』
「嫌なものは嫌なんだ。それにお前馬鹿力だろう」
不貞腐れてぷい、と横を向くとこれでも食べて気を治めろ、と頬にマカロンが突きつけられた。
「でもまぁ、さっき言ったことは本当だぞ。」
『馬鹿力ってやつ？』
「いや、お嬢様、ってやつだ。」
『....それって私のこと言ってる？』
「他に誰が居ると思う？」
じゃあ俺は書類があるから、とグルッぺンは部屋を出ていった。
少し熱い頬に気が付かないフリをして、書類なんて自分からやらないくせに、と呟いて、紅茶を飲み干した。
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双雲銀(プロフ) - はくやさん» 二章完結までにここまで進めたかったからですね…なんでもっと計画的にやれなかったんでしょうかね…。はい、続編も是非お願い致します！ (2021年8月30日 22時) (
レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 羽具さん» ありがとうございます…！ゆっくりにはなってしまいますが、第三章もどうかよろしくお願い致します！！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
はくや - 結構急展開なってる！？続編楽しみにしてます！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: b44a4212c3 (このIDを非表示/違反報告)
羽具(プロフ) - 楽しみすぎる…!!!更新楽しみにしています！頑張ってください！！！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 玉さん» 誤字失礼しました。見に余る光栄で、となっておりますが正しくは身に余る光栄で、です。ご迷惑をおかけしました。 (2021年8月18日 21時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双雲銀太 | 作成日時：2021年7月21日 16時
