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『...どうした?』
騰「...この著雍での武功の論功行賞を、咸陽ではなく、ここでやっても良いかと聞かれていまして...」
『...ほう。』
騰「大王様直々の手渡しでは無くなります。お嬢様は間違いなく、今回の論功行賞で将軍になられます。」
『...』
騰「どう致しましょう...」
『...騰はどう?』
騰「私としては...構いませんが...でもやはり、お嬢様を将軍に任命なさるのは、大王様直々が良いなと、その姿を見たいと、勝手ながら思います。」
『...じゃあ、将軍の剣は、政に後日渡してもらおう。』
騰「!」
『騰は大将軍になると聞いている。それこそ、政直々が良いと思っている。』
騰「では...」
『...論功行賞自体は行ってもいいと思う。でも、大将軍の剣を騰に授けるのは、政にやってもらいたい。私も、将軍の剣は政から受け取りたい。』
騰「!!分かりました。」
『...私から鴉を飛ばしておくよ。』
騰「!お気遣いありがとうございます。お願いいたします。」
『うん。』
それから数日後、著雍で簡易的な論功式典が行われる。
その為に並び始める兵士達。
柳「A様、お急ぎを。」
『うん。』
御神隊は、飛信隊と玉鳳隊の間に並ぶ。
賁「来たか。」
『うん。』
信「カカカ、俺たちはどうなるだろーなー」
論功式典が始まる。
始めは騰。
「それでは、先の著雍の大勝利と、その後の築城と防衛戦の功により騰将軍を
蒙武大将軍に次ぐ
秦国二人目の大将軍に任命する!!!!
尚、大将軍の剣は後日、大王様直々に授けていただくものとする。」
上がる歓声
騰「ありがたく。」
「引き続き、昇格する者三名!
先ずは御神隊・隊長 兼 飛信隊・副長、五千人将 王華 前へ!!!」
皆「!!」
Aが騰の手を借り、
騰「お嬢様」
壇上に上がる。
「先の戦にて、魏火龍・膴鬼の首級 並びに 築城・守備戦の功により、王華五千人将を、
将軍に任命する!!!!
尚、将軍の剣は騰大将軍と同じく、後日大王様直々に授けていただくものとする。」
上がる大歓声。
『...ありがたく。』
泣いている人もいる。
騰「おめでとうございます。」
『ありがとう。騰もね。』
騰「ありがとうございます。」(嬉)
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2021年10月12日 9時