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帰りの車は膝枕をしてもらいのんびりした。
「マネ、もうan-anの仕事は5年は持って来ないで〜やっぱり出し惜しみしてこ？」
「だね。あれはさすがにね？お兄さんで本当よかったよ、ありがとうございました」
「我輩も久々に疲れたのぅ」
「マネご飯奢ってよ〜あたし頑張ったし？」
好きな物を好きなだけ食べさせてもらった、マネージャーに。
家に着くまではお腹いっぱいになって眠ってしまった。
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次の日はどっと疲れが出たのか、熱が出た...
「学校いけねーな、これじゃ」
「何して遊ぼうかっ！？」
「ばーかっ！寝てろ。喉とか痛くねーのか？」
「喉も咳も、熱以外はなんともないんだよね」
零くんは夕方から仕事らしく、それまでは話したりのんびりしていた。
本を読んでいて、零くんは寝てしまったらしい。
お腹が空いて自分でおかゆを作ろうとお米を研いでいると、起きてきた。
「起こせよ...玉子粥か？懐かしいな？よく母さん作ってくれたよな」
「零くんも食べる？」
トマジューを出して、味付けをしてるとりっちゃんが来た。
「なんだ。起きれるんじゃん！お粥作ってもらうとか...病人どっちなの？」
「来たなっラムレーズン！零くんは仕事前のご飯だよ？」
「あ。プリンとかヨーグルトにしちゃった...ちょっと買いに行ってくるね」
「あいつ、何しに来たんだろーな...？」
「さぁ？でも、お粥キャラじゃないよね！味付け濃いかな？」
「いや、丁度いいわ。たまに俺にもこれよろしく」
零くんは食が細いから、疲れてるとお粥くらいでいいんだろう。
お母さんに教えてもらっておいてよかったな。
食べると、準備をしてりっちゃんと入れ違いで仕事に向かった。
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「夜は俺が美味しいの作るからね〜！動けるって事は食べれるんでしょ？」
「うん！熱だけなんだよね...りっちゃんもお粥食べたかった？」
「大丈夫。それよりも〜ラムレーズン一緒に食べよ？」
本当に5個買って来てくれて、ポンコツイチ抜けしたりっちゃんのほっぺに思わずキスをした。
「やった。お礼貰えちゃった〜食べよ食べよ」
やっちゃったなと思ったけど、アイスを買いに出てくれたんだ、まぁ、いっか。
「撮影どうだった？Aは何着たの？」
「...シャツイチマイ...」
「ん？なんて言ったの今？」
「買ってから見て？」
言ってない癖にって呟きながらアイスを食べる。
りっちゃんは、案外いろいろ聞こえている。
「記念に保存用と鑑賞用で3冊買ってね！」
「1冊余計〜」
「それはなっちゃんと見る用！」
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作者名：馨 | 作成日時：2020年8月26日 4時
