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みるみるうちに酔いが冷める丸手特等。
あたしにはそんな事はどうでもよかった。

ただ、母親もCCGに父親がいるなら名前を言うべきだったんじゃないかと、腹が立ったけど。
止めるのも聞かずに入局してしまったあたしも悪い。

有馬さんの横へちょこんと座ると、有馬さんは起きた。
「どうした?つまらないのか?」
「さっきつまらない事が起きたのでここに逃げて来ました。有馬さんは最強だから、側に居れば安全ですよね?」
なら、と丈さんが有馬さんの横に座り、あたしの横に倉元が座る。
「これで誰も入って来れませんね、このテーブルは」
「何してきたの?Aは」
「席を回ってたんですよ。そしたら結婚もせずに敵前逃亡した父親が、なんと特等にいたんです。だから、今日であたしはCCGを辞めたい気分です」
「え?」「え?」「は?」
「Aサラブレッドだったの?」
「倉元よりは?でもインカム付けて指示出してるだけなんでね、サラブレッドではないですねたぶん。もう最悪...抜け出してこの4人で送別会行きませんか?」

珍しく有馬さんがいいよ、という。
丈さんも倉元も続くとあたし達は出て、静かなバーに入った。
「着信煩いんで電源切りますね」
と、その場にいた全員が電源を切る...
「Aは辞めて何になるんだ?」
「お茶汲みOLでもしようかと思います、死ななくて済みますし」
「俺とけ「それはないね!」」
「俺の嫁でもいいよ」
「それはいつでもOKです」
「でも俺と結婚したら、吉時さんも丸手さんも常吉さんも付いてくるけど?」
「なしですね...今日忘年会出なきゃよかったです」

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しっぽりと4人で飲む。これで退局かと思うとしんみりかと思いきや、倉元は泥酔するとたまに泣き出すらしい...泣いてる倉元を放っておいて。
「有馬さんて夜は何もないと何時に寝るんですか?」
「1番早くて22時に帰ってすぐ寝る時もあるよ」
「え?」
「丈さんもびっくりなんですね」
「有馬班は寝る暇なんてないって事ですか?」
「いや、ただそういう日は眠いだけだよ」
「いいですね、鬼強いのに...癒されます」

と、そこへ吉時さんと丸手さんが入ってきた。
「馬鹿だなA、有馬のは非常時のために電源切ってもGPSは有効なんだよっ!」
「うわ...初めての会話でないですわ、呼び捨てとか。だから捨てられるんですよ?」

さりげなく有馬さんを盾にすると、有馬さんは煩いとばかりに顔に出して、丸手さんに無言の圧をかけ倒す。
「皆さん、ここはではお静かにお願いします」

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設定タグ:東京喰種 , 短編集 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2020年3月24日 23時

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