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「Aちゃんさ、俺もそれ知らなかったんだよ。娘がいたら喜んでハーレー売ってデキ婚したよ?だからさ〜辞めるなんて言わないでよ〜!何か欲しい物ある?買ってあげるパパ!」
倉元と丈さんがそれを端で聞いて、なんか愛人みたくないっすか、そうだなと話している。
「有馬さんならどうします?」
「言われるまま、かな」
「有馬さん、それダメなやつ...」
うーんと考えてみる。
「本局から近い所にマンションと、ママに貯金の半額で手を打とう」
「それしたらパパ、マンション買えないよ〜」
「じゃあ、今までの養育費分を母親に払ってあげて。あとマンションね!結婚する時売れるし!」
「誰とだ!もういんのか相手!連れて来いっ!」
煩さ〜っ!有馬さんを盾にすると、違いますと言う。
「将来の話でしょ。殉職するかもだし?」
「よし、対策2課に配置するか!」
「前線がいいんですけど...」
「有馬、手合わせしてやってくれ」
「いいですよ」
「前線行く前に死にますね?」
「次の休みはいつなんだ?パパとマンション見に行こうな?」
「仕事落ち着いたら連絡しますから。連絡先を...」
ラインと電話番号を交換して、解散する前に吉時さんに言われた。
「マルが結婚なんてと思ってたけど。俺が政にする様な事もするもんなんだな〜Aくんいい物見せてもらった代わりにボーナス弾むからね」
そう言うと2人は帰っていった...
「てか、聞きました?吉時さん、政さんにあんななんですね」
「政さんは、Aみたいな対応してるよ?」
「なんかすごく疲れますね、CCGって」
「すごく疲れるのはこれからだよA?眠れなくなる。早く嫁に行く方がいいと、俺は思うよ?」
「俺もそう思うな...」
「あたし、吉時さんと政さんのあのやり取り見るまでは辞めませんからっ!」
「本局から近いマンションは羨ましいな?」
「ルームシェアします?家賃取りますけど」
「魅力的だな」
「もう、旦那は丈でいいんじゃない?」
「もれなく有馬さんついてきますね?」
「もう一部屋あったら俺もルームシェアしようかな」
「それ、いいですね!」
寝ている倉元を放っておいて、しばし3人で現実逃避の想像をしながらお酒をちびちび飲んだ。
「こんなに楽しいなんて有馬班と平子班が羨ましいですよ」
「丸手さんに頼めば?俺が居れば死なないよ」
「移動の事はすぐラインしてみます」
「Aにはキツイぞ、うちの班にした方がいいんじゃ?」
「それもいいですね〜。でも倉元は丈さんに任せます」
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作者名:馨 | 作成日時:2020年3月24日 23時