一期一会【黒子テツヤ】

basketball＿41 ページ47

〜貴方side〜







私は黒子君に手当てをした。

貴方「黒子君...大丈夫？」

黒子「はい...大丈夫です....」

貴方「ごめん、私がちゃんと見てなかったから.....」

黒子「なんでAさんが謝るんですか？？僕だってちゃんと見てなかったんですよ。

それに、さっきはフラフラして寄りかかってすいません...」

貴方「頭から血が出てるんだもん。そりゃあフラフラするし、大丈夫だから。

黒子君はもう横になってて。」

黒子「けど、試合が....」

貴方「横になってて。」







私は黒子君を無理矢理横に寝かせ、先輩たちがいる方へ向かった。









日向「どうする？」

リコ「黒子君はもう出せないわ。残りのメンバーでやれることをやるしかないでしょ。」

「やれることって...」

「黒子いないときつくね...？」

リコ「オフェンスは２年生主体でいこう。

まだ第２クオーターだけど、離されるわけにはいかないわ。

早いけど勝負どころよ日向君。」

日向「ああ。」

貴方「火神君には黄瀬君を抜かせないようにしてもらう。オフェンスはしちゃダメ。」

火神「そんな...それで大丈夫なのかよ！？」

日向「大丈夫だ、ちょっとは信じろ。」

火神「でも...」

日向「大丈夫だっつってんだろダァホ。たまには先輩の言うこと聞けや殺すぞ。」






..........日向先輩、









笑顔だけど............怖い！！









ピピーッ







日向「まったく今どきの１年はどいつもこいつも...もっと敬え先輩を！そしてひれ伏せ！」

伊月「スイッチはいって本音漏れてるよキャプテン。

....気にすんな。クラッチタイムはああなるの。」

火神「え....」

伊月「とりあえず本音言ってる時はシュート落とさないから、

オフェンスは任せて！お前はディフェンス、死に物狂いでいけ！」









試合は続く。








リコ「Aちゃん」

貴方「あ、はい！」

リコ「これからは黒子君を見ててくれる？」

貴方「え、けど...」

リコ「私がまとめるわ。だから大丈夫！！」

貴方「...わかりました......」









黒子君....けっこう血が出てたよね....









それにあの殴った後、黄瀬君が黒子君を呼んだ気が....？




貴方「........」

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