9日目 ページ10
カラ松side
目の前では一松達が倒れている
そして、
『あ、えっと……その、これは』
"王"
いや、少女は動揺している
しかし、それはこちらも同じ
(((か、かわいい)))
きっと顔は真っ赤だろう
それほどまでに顔が熱い
少女はハッとしてこちらを見るも、俺達が顔を真っ赤に染めているのを見て不思議そうにしている
その時、おそ松はカラ松に呟いた
おそ松「おいカラ松 あいつを捕まえてこい」
おそ松がどのような考えでこう言ったのかはわからなかったが、一応言うことを聞く事にしたカラ松はAへと近づく
カラ松がAの目の前に行くまでにかかった時間は極わずか
急なことで反応できず、Aは足を滑らせ後ろへ倒そうになった
『きゃっ』
カラ松は、今Aを支えて動きを止めている
心臓の鼓動でさえ聞こえそうな程の距離
互いに動けずにいる
しかし、カラ松の頭の片隅にはおそ松からの指示が残っていた
−捕まえてこい−
そんなこと分かっている
だが、今は目の前にいるAから目を離せない
カラ松(頭がはならかない)
カラ松は心の中でこれまでにないほどの謝罪を述べながら、Aに手刀をくらわせた
カラ松(すまん 許してくれ!)
俺は少女に手刀をくらわせてしまった
どうすれば許してくれるだろうか……
目の前で力なく倒れているAを見ながらカラ松はそう考えていた
おそ松「カラ松ゴメンな、1番辛い役目を」ポン
そう言って、俺の肩に手を置くおそ松
カラ松「おーそーまーつー」
俺は今にも泣きそうな顔でおそ松を睨んだ
しばらくおそ松はカラ松から不満の声をぶつけられた
それが終わると、倒れている一松 十四松 トド松の3人とAを連れ、家路に着いた
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作者名:くろねこ^._.^ | 作成日時:2018年11月10日 1時