2日目 ページ3
???「どもども皆さんこんにちはー」
学ランの下に赤いパーカーを着た男子生徒は驚くほど明るい挨拶をした
しかし、その挨拶の裏には嫌でも伝わってくるほどの
−殺気−
???「おーおー、急に静かになったな」ニヤニヤ
『お前が自分でしたくせに』
Aは思わず下を向き、呟いた
赤パーカーはこの空間を支配した気になっているようだ
−下を向いた理由−
それは殺気に怖気付いたからなどではない
ただ単純に自らの顔が緩むのを抑えきれずにいたのだ。
そう、Aは今笑っている
⦅きっとこれは本気ではない⦆
確証はない
ただの勘だ
しかし、それはAを奮い立たせるには充分すぎる理由だった
??? コホンッ「俺は松野家長男 松野 おそ松」
おそ松と名乗った生徒はこの状況を楽しんでいるようだ
すると、隣にいた青パーカーが口を開いた
???「俺は松野家次男のカラ松だ」
カラ松は話を続けた
カラ松「俺達がこの学校に来たのには理由がある」
理由なんてどうでもよかった
今のAはこの2人と喧嘩することしか頭にない
⦅おそ松とか言う奴があれだけ強そうなんだ、きっとカラ松って奴も強いんだろーなぁ⦆
そう考えるとさらに口角が上がる
そんなことを考えていたからか、はたまた相手が気配を消していたからかAは近づいてくる存在に気づいていなかった……
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作者名:くろねこ^._.^ | 作成日時:2018年11月10日 1時