part6 貴方side ページ40
「君は全身濡れてますます動きが鈍ってきた。
"心臓"を破壊するのも時間の問題だ。」
イトナの後で怪しい光を目から発しながらシロは言う。確かにシロの言う通り殺せんせーの動きがいつもより遅く感じた。
「マジかよ…あの爆破はあの2人が仕組んでたとは…」
「でも…押され過ぎな気がする。あの程度の水とハンデはなんとかなるんじゃ?」
でも、それだけじゃないんだよね、きっと
「水だけのせいじゃねー。」
「寺坂!」
「力を発揮できてねーのは、お前らを助けたからよ。見て見ろよタコの頭上」
そう。タコの頭上には、木上に登りいつ落ちてもおかしくない
その近くには、吉田と村松。二人もそう長くは持たなそうだ。
しかも、3人のいる場所は、触手の射程距離内
戦いに集中出来ないのも当たり前だ。
「あいつらの安全に気を配っているからなお一層集中できない。あのシロの奴ならそこまで計算してるだろうさ。恐ろしいやつだよ。」
「呑気にいってんじゃねーよ寺坂!
原達マジで危険だぞ!
お前ひょっとして今回の事全部奴等に操られてたのかよ!」
「…あーそうだよ。目標もビジョンも無ぇ短絡的な奴は…頭の良い奴に操られる運命なんだよ。…だがよ、操られる相手ぐらいは選びてぇ。奴等はこりごりだ。賞金もってかれんのも気に入らねぇ。」
そういうと、私たちの方へ歩いてきた、イトナたちを睨み付けて。
目の前まで来ると、カルマの胸を拳で軽く殴った。
「だからカルマと美崎!テメーらが俺を操ってみろや。」
ちゃんと考えて出した、寺坂なりの考えなんだろう。
『いいy「実行できるの?
俺らの作戦。
死ぬかもよ?」おい』
何回遮るんだよ
『死ぬかもって…まぁ寺坂ならいいか』
「良くねーだろ!?」
前原、いいじゃんこいつジャイアンだしそんなすぐ死ななそうじゃん?
「やってやンよ。こちとら実績持ってる実行犯だぜ。」
頼んだぞと言い残して、イトナたちの方へ向かうが、
『まだ作戦考えてないよ?お前どうやっていくのさ』
「え?あ、うん。まだなの!?」
そこから二人で考えた。最小限での被害で、効率のいい作戦。いくら悪巧みの得意なうちらでも、すらすらとは浮かばない。どうするべきかと考えていると、カルマが思い付いた!みたいに作戦を話した。
カルマ「原さんは助けずに放っておこう!」
ニコッとした笑顔に、作戦の意図を察した私は、
『いんじゃね?賛成!』
そういうと、案の定周りが静まり返った
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リリィ - 分かります。私も寺坂の“え?あ、うんまだなの!?"好きですww (2020年12月28日 13時) (レス) id: b7c72524e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - ハクトさん» すみませんm(_ _)mご指摘ありがとうございます。 (2020年7月19日 16時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
ハクト(プロフ) - 急にすいませんが設定のとこにあるカルマのところ〇〇の彼女になってます (2020年7月19日 12時) (レス) id: d523bafe46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロネコ | 作成日時:2020年3月17日 21時