告白はいまどき・・・?【luz】 リク ページ10
僕には好きな人がいる。
その人は、あんまり目立たない人で、
でもすごくきれいな子。
図書室に行った時に、彼女がめがねをはずして、寝るように崩れた。
そのとき、夕日に光るあまりにきれいな彼女の髪やまつげ、唇・・・すべてが輝いて見えた。
あぁ、これが恋なのだろうかと思った。
そこからはもう意識しまくりで、話しかけることもできなかったが、
夏の日に、彼女が話しかけてくれた。
いつもは少し目があって、逸らすだけだったけれど、
この日は違った。
僕が彼女と同じ趣味のものが好きで、読んでいると
「その本、すごくきれいなんですよ。」
と、斜め前から声がした。
僕が想像した声からは程遠い、でもそれでいておしとやかに、うつくしく、雑音も何も混ざらないような声だった。
それからは、僕らは話すようになった。
そうすると、彼女の名前、趣味、好きな色、好きなもの、嫌いなもの・・・・・・・
たくさんのことが知れた。
彼女は最初こそ笑わなかったけれど、だんだんと話していくうちに少しずつ笑うようになっていった。
そして、それから早一年。
そろそろ告白してもいいだろうか・・・と思い始めて、
いまどきのライムでの告白は僕のプライドが許さなかったので、
ラブレターを送ることにしてみた。
内容はとてもじゃないけど言えない。
書いたものは彼女の読みかけている本にはさんでおいた。
僕は彼女が来るのを待つのみだ。
あぁ、どうか、うまくいってほしい・・・・・
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Aさんへ
いつもお勧めの本を教えてくれたりしてくれてありがとうございます。
毎日毎日図書室に来るのがとても楽しみで仕方ないです。
今日は大切な話があります。
直接はいえないかもしれないので、震える手でこれを書いています、
僕は、Aさんの出すきれいな声が好きです。
夕方になるときらきら輝くあなたの栗色の髪の毛が好きです。
ふわりと微笑んでくれるあなたが好きです、
こんなことを書いてしまうと、ストーカーみたいになってしまうかもしれませんが、
本当にあなたのことが好きです・・・・
もし、もしよければ、よければでいいので・・・・・・
この先は、目の前の僕に、聞いてください、
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「僕と、付き合ってください!!!!」
パリッとしたオレンジの光が図書室に差し込んだ
〜END〜
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檸檬(プロフ) - harusonさん» 畏まりました!返信が遅くなってしまいすみません! (2019年5月20日 22時) (レス) id: 17607b6a4e (このIDを非表示/違反報告)
haruson(プロフ) - すいません!!!もっとvip店長の甘めお願いします!!!!! (2018年8月17日 22時) (レス) id: 2e59711f92 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - えるくん。@ラ(元逃亡少女L)さん» わああああ、大変申し訳ないです!すぐに訂正させていただきました!注意ありがとうございます!! (2018年5月22日 7時) (レス) id: 0ba30a7c93 (このIDを非表示/違反報告)
えるくん。@ラ(元逃亡少女L) - lusじゃなくてluzです。 (2018年5月21日 17時) (レス) id: 0d2b145bc4 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - ゆめたさん» はい!!かしこまりました!!!ぜひ書かせていただきます!遅くなるかもしれませんが、気長にお待ちくださいませ!リクエストありがとうございました! (2018年1月1日 13時) (レス) id: 4c190c069a (このIDを非表示/違反報告)
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