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標的が眠った後、私は食器を片付けて、部屋に運んだ。
…くっそ大変だったけど。
いやだってさ！考えても見て！？
１７８ある身長の男を１６６の私が担いで部屋まで連れてったんだよ！？
おかげで筋肉痛になるわひっきーなめんじゃねぇぞ←
『あー…きっつ…』
ま 「んぅ…すぅ…すぅ…」
標的は未だ可愛らしい寝顔で可愛らしい寝息を立てている。
…やっぱ女子でしょいや男の娘でしょ←
『…さ、今回はどんな方法で殺すか…』
銃は地下室だし意外と銃声って響くからここで殺るには不向きだし
かといってノコギリとかそういうので首を切り落とすのも面倒だしなぁ…。
私は足につけているナイフを取り出した。
『…やっぱこれか』
こいつならすぐに殺れるはず…。
私は標的に近づいた。
そっと頬に触れる。
『にしても…整った顔だよね…』
殺すには勿体無いほどに。
『…はっ！何考えてるんだ…。この人を殺せば一億…人一人殺すだけ。
そんなの余裕だ』
私は時計を見る。
あと２時間か…。
『今すぐ殺してもいいけど、最期の言葉ぐらい聞いてやらないとね』
さっき上の店で色々なことを話したとき、久しぶりに…
楽しいって、思った。
殺す時だって、人と話してる時だって、カフェで働いている時だって
楽しいと思うことはほとんどなかった。
…でも、相川真冬と話した数分間だけは、楽しいと思えた気がした。
だって、今まで私が殺し屋と名乗らずに近寄った人だって
最終的にはこいつを殺すんだって、だからその時まで気づかれないように
そう思いながら行動していた。
でもさっきの時間は、そんなこと忘れてしまうぐらい、心から楽しいと思えた。
『…珍しいこともあるものだね…』
殺害開始まであと２時間。
それまでカフェで時間でも潰すか…。
階段を上り、上へ行く。
『…はぁ』
上へ着いた瞬間、スマホが鳴った。
画面には【依頼主】と表示されていた。
『はい』
《殺害の方はどうだ。準備はできているか》
『ああ、出来ているよ。丁度いいところに標的が現れてね。今は地下室で
眠っている』
《そうか。殺害が完了したら着信を寄越せ》
頼んでる側のくせしてえらっそうな態度だなぁ…。
『…あぁ、そうだ。少し聞きたいことがあったんだがいいか？』
《…なんだ》
『あんたは、標的が目の前から消えればいいんだろう？』
《そうだ、その為に殺しを頼んでいる》
『だったらさ…
あいつ、俺にくれよ』
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らいむ - もっと見たぁああい！！ (2020年6月28日 20時) (
レス) id: 5ddb82ca1d (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - マキノさん» ありがとうございます！そう言っていただけて光栄です。更新頑張りますね！ (2018年12月21日 22時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
マキノ - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年12月13日 15時) (レス) id: 0adcf45418 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 志穂さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります〜！ (2018年11月23日 1時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
志穂(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2018年11月22日 18時) (レス) id: 9562057b48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織姫 | 作成日時：2018年11月18日 18時
