異世界きたけど身の危険を感じます。

話 ページ15

福沢「貴兄らの提案は了知した
確かに探偵社が組合の精鋭を挫けば貴兄らは苦労せずして敵の力を殺げる


三社鼎立の現状なればあわよくばと探偵社と組合の共倒れを狙う策も筋が通る」

中原「だがお宅にも損はない だろ？」


幹部が純粋な笑顔で笑う


•••••純粋な笑顔で笑う？？

思わず声が出そうになった、ヤバイ、写真撮っとけばよかった•••


で、話しは進み、マフィアの狙いに探偵社の江戸川乱歩が気付いた

江戸川「やあ 素敵帽子君、組合の御機嫌二人組に情報を渡したのは君かい？」

中原「あ？••••••そうだが」

江戸川「組合は僕達と同じように罠を疑った筈だ
しかし彼らは食いついた、余りに「餌」が魅力的だったから



何で組合を釣った？」




ちょっと低めの声で聞かれる



福沢「事務員を「餌」にしただと！？」

中原「穴だと判っていても探偵社は落ちずにはいられねえ

首領の言葉だ」



そう言い残し、探偵社の隠れ家から出て行く幹部

『え今の絶対カッコつけてましたよねっ！ねっ！」

中原「うっせぇ！綾小路テメェッ！どこ行ってやがった！」

『えー、ちょっとサボっただけですよー』

中原「サボんな！」


幹部からの拳骨が頭にくる



(((『てか、幹部ってあんな笑顔出来たんですね』

『小さく呟く、幹部には聞こえていなかったようだ


その背中を見ると、思わず目を細めて微笑んでしまう

何故だろう、この気持ちには、まだ蓋をしておきたい自分がいた』


中原「何、一人で喋ってんだよ！丸聞こえだっ心の声！」

『そりゃぁ、聞こえるように言ったんですもん、
少女漫画で主人公が自分の気持ちに気付いた時のナレーションどんな反応するんだろうなぁと思って」


中原「テメェ、完っ全に遊んでるだろ！」

『えへへぇ、バレました？』


この日から、Aによる少女漫画風のナレーションがポートマフィアで多発した

被害者は黒服、ほぼ全員


それにより中原中也幹部が嫉妬したという噂も流れる


めでたしめでたし

『本当に終わったらナニ？私死んじゃうの？』

休→←遣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す