私の親は歌い手で、友達だった【歌い手】

9day そらるside ページ11

『んー、くぁぁぁ。あー、よく寝た。』

ライブが終わってから
今まで寝ていた俺が起きて最初に見たのは...

『何これ？』

まふとうらたが96に締められてる

坂田「お、そらるさん！起きた！？」

『あ、うん。何この状況？』

〜説明してもらった

『あー、俺はやめとけって言ったんだけどな。』

その後少しそれを眺めてたら、
96の動きがピタッととまった

96「そうだった！そらるんー！相談があるー！」

『え、何？』

96「なんかなんかなんかー！沙羅と征羅の雰囲気？が、あのー、そのー、七冷と翔太に似てきてる気がするー！」

『...』

コイツは何を言ってるんだ？


・


って普通はなるかもしれないけど、
それは俺も感じていた

歌い手だと言った時も、
その後の沙羅の俺の呼び方が
そーらさんで、
七冷もそーらさん

それだけじゃないけど、
どこかあの二人に似ている気がしてならない

『俺も、そう思ってた。』

96「やっぱり！？わしの気のせいじゃなかった！」

坂田「...仮にそうだとしても、その確証はないんだろ？」

96「それは、そうだけど...」

『それで、96は何かしたいの？』

96「んー、本人から聞き出したい！」

坂田「いや、どうやって！？大体、本当かもわかんねーのに。」

坂田がそう言うと、96は黙った
そして、少しの沈黙

96「どうにかする！」

『いや、もっと具体的に考えろよ。』

結局そこではいい案が出なくて
そのまま帰った

あ、まふとうらたは叩き起したけどな

10day→←8day 96猫side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す