日常その四十 昼ドラみたいなドロドロ物語 ページ41
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蛇「〈もうええわ、飽きた。〉
言うたら、しばくやらどつくやらされそうなったっちゅうワケや。」
あ(・・・知らねーよ!
何なの、この昼ドラみたいなドロドロ物語は!?)
エ「Aは、エルの見方だよね・・・!」
あ「いや、あたしどっちの見方する気もないから。」
エ「何で!?
被害者はエルだもん!何で・・!」
あ「ハァ・・・わかった。」
エ「ほ、本当!?」
あ「あんたからしたら、男は欲求不満を埋める為の道具だっていう事が、よぉ〜く・・わかった。」
エルビルナは目を見開き、言葉が出ない。
あ「そんで、蛇野郎からしたら女がただの玩 具だっていう事も。」
黒蛇は彼女の言葉を鼻で笑った。
蛇「俺は欲しい言われたからヤったっただけやで?
俺はなんも言うてへんし、増してやなんかを求めた覚えは一切無い。
ほんでいちゃもんつけられてもな、ホンマ迷惑極まりないんですわ。
後な、もうちょい悪う言うたら俺が被害者やわ。
欲求不満のはけ口っちゅう最悪な役やで、正味。」
エ「なっ・・・!!!」
エルビルナは最もな事を言われ、言葉を失った。
あ「エル、あたしはあなたから真実を聞きたいわ。
欲求不満を埋める為の道具として見てたか・・・
男を、蛇野郎を、そして・・・ジュダルを。」
エ「そんな事ッ・・!」
エルビルナは苦虫を噛み潰した様な顔で、彼女を見つめた。
あ「違うなら言い切りなさい。
〈本当に愛していた。〉・・・と。」
彼女は真っ直ぐエルビルナの目を見つめた。
エルビルナは眉を潜め、遂に彼女から目を逸らし俯いた。
あ「ハァ・・・呆れて言葉も出ない。
ジュダルだけでも否定してくれると信じてたけど・・失望した。
残念だけど、あたしはあなたの見方をする気が消え失せて跡形も無く消滅したわ。」
エ「え、エルだってッ・・・Aに失望した!
信じてたのにッ!」
あ「ねぇ、それって心の底から信じてたって言い切れるの?」
エ「な・・・!?あんただってッ」
あ「___あたしは、信じてたわよ。
ジュダルを大切に思ってくれてるって・・・・
あなたの言った“愛”ってのが、必死にしがみつくほど大切だって信じてた。」
エ「そんなの・・・」
日常その四十一 さっきのはカツアゲなんかじゃない→←日常その三十九 日記ってすぐに飽きてやめちゃう
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます(笑) その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつh(殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです!! (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●) (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました!是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年6月15日 11時