検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:187,319 hit

日常その三十八 便所ならあっちダーって行ったらあんで? ページ39

その光景に周りの人々は唖然としている。



青「正味こんなんする為に来たんとちゃうねんけどなぁ。


わざわざ煌まで来たっちゅうのに、迎えすらこうへんし・・・


こんなん言うのもアレやけど、ここらの連中は不謹慎とちゃうんかなぁ・・ホンマ。」



青年は頭を人差し指でポリポリとかき、ため息をもらす。



エ「あ、あの・・・」



青「あ、ねーちゃん大丈夫やったか?」



青年が独り言を言っている最中に、男たちはもういなくなっていた。


というか逃げていた。



エ「はい・・・・ありがとうございます。」



エルビルナは小さくぺこりと頭を下げた。



青「ええよええよ。


ねーちゃんべっぴんさんやなぁ、次は気イつけや。」



青年はひらひらと手を振って歩き出そうと____



エ「ま、待って!」



エルビルナは青年の腕をパシッと掴んで止めた。



青「?・・どうしたん?


便所ならあっちダーって行ったらあんで?」



エ「あの、お名前を・・・」



青「済まんなぁ、俺自分の名前知らへんのや。


まぁ“黒蛇(くろへび)”呼ばれとるし、そう呼んでくれたらええわ。


ねーちゃんは?」



エ「デッセル・エルビルナです。


エルって呼んで下さい。」



蛇「エルちゃんか、ほなまたね。」



黒蛇は行こうとするが、エルビルナは腕を離さなかった。



蛇「まだなんかあるん?」



エ「御礼・・・したくて。」



蛇「御礼とか別にええよ。」



黒蛇は仮面の所為で表情はわからないものの、ヘラヘラ笑っているのだけはわかる。



エ「いえ、黒蛇さんの優しさに感動しました。


是非、一緒に食事でも!」



蛇「うーん・・・わかった、エルちゃんに負けたわ。


明日昼頃ここ集合でええか?」



エ「はい!」



?「黒蛇殿、こんな所にいたのですか。


探しましたよ。」



蛇「あ、自分迎えの人?


ってか、待ち合わせ場所とか言うてなかったやないか。


逆に俺が探したわ。」



黒蛇の後ろに立っていたのは、黒い服に顔全面をベールで隠した男だった。



黒「あの、お伝えしたはずなんですけれども・・・」



蛇「ホンマに?


そんなん言うとったかなぁ・・・まぁしゃあないわ、かんにんしてや。」



黒「いえいえ。


黒蛇殿に頼み込んだのは私たちですし、次はわかりやすいようにお伝えいたします。」



蛇「そない言ってもろうとったら俺も助かりますわ。


ほな、ぼちぼち行きまひょか。


あ、エルちゃん、ほなまた明日な。」

日常その三十九 日記ってすぐに飽きてやめちゃう→←日常その三十七 それ自分ら完全に空振っとるわ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
131人がお気に入り
設定タグ:マギ , ジュダル , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます(笑) その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつh(殴  なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです!! (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●) (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました!是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年6月15日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。