日常その三十六 えげつない ページ37
彼女はスタッと地面に降り立った。
エルビルナは彼女の前で這いつくばったまま身動きが取れない。
彼女の使っている“重力魔法”の所為である。
あ「どーゆー事か・・・聞かせてもらおうかしら？」
彼女は無表情かつ冷酷な顔で、上からエルビルナを見つめた。
エ「・・くっ・・ぅ・・・！」
あ「あ、重力魔法強過ぎる？
この頃マギの力使ってないからさ、力加減がねー・・っと。」
そう言って彼女はエルビルナに掛かっている重力魔法を解いた。
エ「ま、マギって・・！！？」
あ「あぁ、そういえば言ってなかったっけ。
最初は警戒してたから言う機会がなかったのよ。
悪かったわね。」
謝ってはいるが、彼女の冷酷な顔は変わらない。
エルビルナは怯えた表情で彼女を見た。
エ「・・・・・・
エルは、悪くない・・・・」
あ「いやいやいや、何お子様な事言ってんのよ。
現にあたしはあんたに吹き飛ばされたわ。」
エ「その男が、先に喧嘩売って来たのよ・・・！！」
エルビルナが指を差している方へ彼女が振り向くと、先程の青年が悠然と突っ立っていた。
もう絨毯には乗ってなく、地面に降りている。
あ「あんた、何者・・？」
彼女は眉を潜めた。
今のさっきまで、生き物の気配がわかる彼女が背後にいる青年の事に全く気づかなかったのだ。
青年は答える様子がなく、仮面をつけている所為で表情も伺えない。
あ「早く口を開きなさいよ。」
彼女は青年を冷たい目で睨んだ。
青「まぁまぁ、そない怒らんでええやん。」
あ「・・・・・・・・・・・・
ギャップウケでも狙ってんの？
纏ってるオーラと喋り方のギャップがパないわよ。」
青「久しぶりやっちゅうのに、挨拶もしてくれへんの？」
あ「・・・
あんたの存在はあたしの記憶に無いけど？」
青「えげつないなぁ。
・・・まぁ覚えてないやろうし、自分と俺の関係について言うつもりもないからな。
・・今は。」
あ「・・・エル、こいつとどういう関係なのかしら？」
日常その三十七 それ自分ら完全に空振っとるわ→←日常その三十五 ３００メートル？いや、５００メートルだ
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます（笑） その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (
レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつｈ（殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです！！ (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●） (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました！是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんにゃん子猫 | 作成日時：2013年6月15日 11時
