日常その三十四 お前の引き金か？ ページ35
あ「あいつはいつぞやの真実青年じゃない。」
彼女の視線の先には、黒髪で、不気味な仮面を顔につけた人がいた。
真実青年は絨毯に乗り、ただ空中に浮いている。
そして、彼女はこの“真実青年”に一度会った事がある。
会っていると言っても、シンドバッドと紅玉の事件で、彼女が行ったシンドリアから煌への帰りに擦れ違っただけだが・・・。
なぜ“真実青年”なのか・・というと、彼女が擦れ違った狭間に「その夢が、真実ですよ。」と言っているからだ。
あ「一体・・何が・・・」
エルビルナが一方的に青年に攻撃しているが、青年は華麗にその攻撃を避ける。
彼女は思考をフル回転させてエルビルナと青年の関係を考えるが、ピンとくるものが上がらない。
あ(エルは殺意を剥き出しにして真実青年に攻撃してる。
でも、真実青年はエルの攻撃を避けたり時々蹴ったり殴ったりして吹っ飛ばしてるだけ・・・
意味がわからないわ。)
？「＿＿＿おい、A！」
彼女が眉を潜めていると、下から紅炎の声が聞こえた。
彼女が屋根から地面にスタッと着地すると紅炎は二人を指差した。
炎「アレは、お前の引き金か？」
あ「・・・はあぁ！？
な、なんで最初の一言がソレなのよ！あたしがそんな事すると思う！？」
彼女は怒りと驚きが入り混じった表情で言った。
炎「思うが・・・違うのか？」
あ「違うわよ！！
二人が戦ってるのに気づいたのはエルがあたしの方に吹っ飛んできた時！
・・あたしは何も知らないわ。」
炎「とりあえず話を聞かなければならない。」
彼女は少し紅炎を見つめ、ニヤリと笑った。
あ「損害は？」
炎「ハァ・・・許す、好きにやれ。
止めれるか？」
彼女は口角上げ、獰猛に笑う。
あ「問題ない。
あそこから半径３００メートルぐらいの人を避難させて。
その間だけ力を最小限までに抑えるわ。」
炎「まさか、特別な力とやらを解放するんじゃないだろうな？」
あ「馬鹿言わないで。
マギの力を解放するだけよ。
“そっち”を完全に解放したらあたしでもきっと制御出来ない、簡単には使わないわ。」
炎「・・・そうか。
じゃあ頼んだぞ。」
あ「えぇ。」
彼女は「預かってて。」と紅炎に腕輪を渡した。
日常その三十五 ３００メートル？いや、５００メートルだ→←日常その三十三 雲一つないいい天気の日にはとんでもない事件が起こりそうな気がする
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます（笑） その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (
レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつｈ（殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです！！ (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●） (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました！是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんにゃん子猫 | 作成日時：2013年6月15日 11時
