日常その三十一 お風呂は楽しい♪ ページ31
あ「ふぅ・・やっと終わった・・・・。
あれ、エル・・・大丈夫?
顔色悪いけど。」
エ「へっ!!?」
エルビルナがビクッと声に気づき、バッと伏せていた顔を上げると、息が荒く汗を流している彼女がいた。
エ「あ、うん、エルは大丈夫。
それよりA息荒いし、汗だくだし・・・お風呂入って休んだ方がいいよ。
今日の事はエルが紅炎様に報告しといてあげるから。」
あ「ん、じゃあそうする。
流石にあたしも、エルと戦った後にこんな難度高い魔法使ったりしたら魔力も尽きそうだわ。」
エ「・・・・・・今日は、ありがとう・・・」
彼女はニコッと優しい笑顔を見せ、「なんかあったら言って。」と言って、兵たちの用意した馬車に乗り込んだ。
兵「エルビルナ様もお乗りになられますか?」
エ「ううん。
ちょっとエルは寄るところがあるから、いいよ。」
兵「わかりました。
それでは。」
馬に乗っている四人以外の兵たちは馬車の後ろについて行った。
エ「・・・・・A・・信じても、いいの___?」
*
あ「おっ風呂〜おっ風呂〜♪」
只今彼女は、両手でタオル二枚と白いワンピースと木綿製の新しいさらしをもって、帝都の中にあるお風呂場へ向かっている。
新しいさらしを仕入れたのは、もう長い間使って落ちなくなった血の跡やよごれ、破れそうなところがあるからだろう。
あ「あれ、誰か入ってんのかしら?」
彼女がお風呂場の服を置いておくところには、ピンク色の着物が綺麗に畳まれていた。
あ「なんか見た事ある様な気がする様な気がする・・・。
誰のだっけ?」
彼女は服を脱ぎ、綺麗に畳みながらそうつぶやく。
そして長く伸びた髪を頭の上でお団子に結ぶと、タオルを体にキュッと巻き、お風呂場の戸を開けて中へ足を踏み入れた。
あ「んー・・・蒸気で前がハッキリ見えないや。
ん?あそこに若干人影が・・」
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます(笑) その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつh(殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです!! (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●) (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました!是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年6月15日 11時