日常その二十七 ちょっとちょっとちょっと、やり過ぎじゃない？ ページ27
轟音が響き渡り砂埃や瓦礫の破片が空中を舞う。
周りの人々は既にこの場から逃げており、人の気配はなかった。
あ「ちょっとちょっとちょっと、やり過ぎじゃない？
紅炎に怒られたらあなたのせいにするからね。」
エルビルナの金属器は地面にクレーターを作り、地面に突き刺さっている。
彼女はエルビルナから数メートル離れていた。
エ「チッ、まだ死なないの・・・？
それにしても、逃げるだなんてカッコ悪いね。」
あ「逃げたんじゃない、避けたのよ。
残念だけど、あたしは頭を使って考えるタイプなの。
さっきのあなたの攻撃はあたしの防壁魔法で防ぐ事はできない、だから避けた。
あなたみたいにがむしゃらに突っ込むなんて馬鹿げた事はしないわ。
まぁ、場合によるけど。」
エ「っ・・魔導師風情が・・・！！金属器使いに・・・！！」
あ「・・・・・
ねぇ、なんでそこまで魔導師を毛嫌いするのかな？
良ければ教えてくれる？」
エ「っ・・・」
エルビルナは苦虫を噛み潰した様な顔で、彼女を睨んだ。
あ「どしたの？」
エ「なんでもっ・・・ない・・！
なんでも・・・・・」
あ「・・・・・・魔導師に恨みでもあるの？」
エ「うるさい！！！」
エルビルナは激怒した。
金属器をがむしゃらに振り回し、彼女に向かって来る。
だが、気持ちが高ぶっているからか、攻撃が大振りになって彼女は容易く避けてゆく。
ビュッ スカッ ビュッ！
あ「ハァ・・・しょうがないわね。」
彼女は右手を掲げ、小さな声で「“雷撃”」と呟く様に唱えた。
その直後、発生した雷がエルビルナのすぐ左に落ちた。
ビリビリビリッ！
エ「きゃあ！！」
＿＿＿＿ドテッ
エ「・・・・・
・・・・・・は、外れた・・・！？」
エルビルナは雷撃こそは直撃しなかったものの、すぐ隣に落ちた雷撃の放電電流が当たり、地面に尻餅をついた。
あ「違う、外したのよ。」
エ「っ・・・なめやがって・・！
今すぐ殺してや・・る・・・・ぁれ・・・・・？」
エルビルナは手足を動かそうとするが、思うように動く事ができない。
エ「なんで・・・」
あ「・・痺れてるのよ。」
彼女は地面に座り込んだ状態で、手足が痺れ、立つ事ができないエルビルナの頭に手を乗せた。
エ(殺される・・・！！)
エルビルナは目をぐっと瞑った。
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます（笑） その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (
レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつｈ（殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです！！ (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●） (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました！是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんにゃん子猫 | 作成日時：2013年6月15日 11時
