日常その二十六 グレモリー ページ26
エ「もう一度だけ言う・・・エルはあんたがジュダルに近づかないなら、剣を納める。」
あ「忠告なんてのは結構よ。
あたしもこの頃全然暴れてなくって、体を思いっきり動かす機会がなかったの。
容赦なんて必要ないわよ。」
この間にもエルビルナの金属器は木のように枝分かれしており、薄い淡紅色の光を放っている。
腕には肘まで鳥の羽毛の様なものが生えていた。
エ「・・・・・・あんた、死ぬよ?」
彼女はこの言葉には答えなかった。
不適に笑ったまま、エルビルナの剣を見る。
ビュッ____ギイィィィン!!
エルビルナが上から振り下ろした金属器は鈍い金属音を立てた。
エ「!!?そんなっ、体をぶった斬ったはずなのに!」
見ると、彼女の両手に持った苦無二つで剣は受け止められていた。
エ「受け止めた!?そんなはずない!!
金属器がただの鉄なんかを壊せないワケ・・・」
あ「魔力操作って・・・知ってる?」
ギリギリと音を立て、大きな剣と交わっているところは白い光を放っている。
エ「魔力操作ですって・・!!?」
あ「まぁ、才能はなかったみたいだけど・・・何年か修行したら、魔力操作できるようになったのよ。
苦無に限っては、ピンポイントでも出来るようにまでね。」
剣と苦無が交わっている部分がキリキリと音を立てる。
自分の金属器にも屈しない彼女の苦無を見つめ、唇を噛みしめるエルビルナ。
エ「こ、のっ・・・
我が身に宿れ、グレモリー!!」
あ「!?___うわっ!」
エルビルナの周囲に強風が吹き、彼女の体は空中に投げ出された。
それでも大勢を立て直し、スタッと地面に着地する彼女はやはり戦闘に長けている様だ。
あ「はっ!民家や店が並ぶ中で全身魔装?
容赦も余裕もないわね!」
強風の中から現れたエルビルナは薄い淡紅色の羽毛を体中に纏い、背中には羽が生えていた。
エ「___死ねえええぇぇぇぇ!!!」
エルビルナは彼女の頭上から金属器を振り下ろした。
____ドオオオオオ!!
日常その二十七 ちょっとちょっとちょっと、やり過ぎじゃない?→←日常その二十五 イイ感じに頭のネジが飛んでる様ね
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます(笑) その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつh(殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです!! (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●) (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました!是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年6月15日 11時