日常その二十二 エルピエロサン ページ22
彼女は「へぇ。」と素っ気なく答え、エルビルナを少し見てからジュダルに視線を戻した。
あ「で?」
ジュ「いや、〈で?〉ってなんだよ。」
エル「ねーぇ、Aはそれ地毛なの?」
あ「・・・えぇ、まぁそうね。」
エ「悲しいでしょ、周りと全然違う髪色って。」
ジュ「っ!おまっ」
あ「___さぁ?
そんなの思っても見なかったわ。」
エルビルナは天然なのかわざとなのかわからないが、少し他人の気に障る事を言う様だ。
ジュダルがその事を注意しようと言葉を発しようとしたが、彼女の返事によって途中で止められた。
エ「・・Aって魔導師なの?」
ジュ「Aは“マg」
あ「___えぇ。
でも魔法はそんなに使えないわ。」
エ「そぅなんだぁ。
それでジュダルと組んでるなんてあり得ないねー。
エルの方がふさわしいと思うー!ね、ジュダル♪」
ジュ「あ、あぁ・・・」
ジュダルは何か言いたげな表情だったが、彼女に横目で睨まれ、仕方なく言葉を飲んだ。
あ「で、エルピエロサン。」
エ「エルビルナよ!」
あ「そ、じゃあ訂正するわね。
エルビルナサン、何であたしを名前で呼ぶの?」
エ「え〜、だってぇエルとAはもう友達だからぁ。」
あ「友達ってそういうもんなの?」
エ「そうだよぉ。」
彼女は少し考えてから「ふぅん。」と素っ気なく答え、どこかへ行ってしまった。
ジュ(Aどうしたんだ・・・?)
エ「ジュダルゥー、Aって無愛想じゃなーい?」
ジュ「人見知りらしいぜ。」
ジュダルは無意識に口が緩み、彼女を暖かい目で見ていた。
エルビルナはそんなジュダルを不機嫌そうな顔で見ていた。
エ「・・・ふぅーん、そぅなんだぁ・・・・・」
エルビルナはジュダルから目を彼女に移し、彼女の後ろ姿を冷たい目で見つめていた____。
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます(笑) その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつh(殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです!! (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●) (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました!是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年6月15日 11時