日常その二十一 ナイアガラのフォールズ級 ページ21
ある日の事。
彼女は今日も自由奔放に過ごしていた。
朝はいつもより早く、明け方に起床し、下女が運んで来た朝食を食べた。
朝食で出た食べ物に彼女があまり好きではない魚貝類が少し含まれていたが、微妙な顔をしながらも全て完食した。
きっと官女や下女たちから彼女への嫌がらせだろう。
だが、彼女はそんな小さな事を気にするガラではない。
煌に来てしばらくが経つが、小さな嫌がらせは前より多くなった。
嫌がらせのオンパレードである。
あ「馬鹿馬鹿しい。」
そう彼女は独り言を言って、寝床に寝転がり目を瞑る。
朝練をしている兵たちの声と、バタバタと忙しそうに走り回る官女や下女などの足音が絶え間無く聞こえる。
それがなんだか気持ち良く感じた。
あ「ふわぁー・・・
二度寝でもしよーかなぁ。」
と、彼女がうとうとしていた時だった・・・。
？「ああぁ！久しぶりぃ、ジュダルゥー！！」
という、甘ったるくとても大きな声に彼女の眠気はナイアガラのフォールズ級で吹っ飛んでいった。
あ「チッ、なんなのよ。」
彼女は痛烈な舌打ちをかまし体をダルそうに起こすと、窓際から帝都の庭をチラリと覗いた。
あ「ジュダルと・・・誰？」
そこには彼女が知らない女がいた。
黒い髪に白い肌、と言えばおとなしい美少女を思い浮かべるが、違った。
美少女と言えば美少女だが、その娘はどちらかというと可愛いの分類に入るだろう。
甘ったるい声は地声なのかわからないが、彼女の透き通る様な声とは真逆でなんともスッキリとしない声だ。
娘はジュダルの腕にくっつき、何かを楽しそうに話している。
一方ジュダルは笑う事もせず、そっけなく娘の話を聞いていた。
と、不意にジュダルが彼女に気づいた。
ジュ「あ、おーい！Aもこっち来いよぉ！」
あ「ハァ・・・めんどくせっ。」
そう言いながらも、彼女は窓から空中へ跳び、華麗に舞うと、素早く地面に着地した。
スタッ
あ「・・・・・・で、何？」
ジュ「エル、紹介するぜ。
こいつがさっき話したAだ。」
娘「・・・ふぅーん、ジュダルと組んでるって言う？」
ジュ「そうだぜ！」
さっきの表情とは違い、笑顔で彼女の事を紹介するジュダル。
娘はその顔を笑顔を貼り付けながらも、どこか不機嫌そうに見つめていた。
ジュ「A、こいつはエル。
本名はデッセル＝エルビルナ。
金属器使いだ。」
日常その二十二 エルピエロサン→←日常その二十 あ、もとからドＳか
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます（笑） その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (
レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつｈ（殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです！！ (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●） (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました！是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんにゃん子猫 | 作成日時：2013年6月15日 11時
