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日常その十四 コンコンって音がしたら、ドアの方見るのが普通 ページ14






あ「・・・・・・星綺麗だなぁ・・・」



彼女は自室の窓の端にもたれかかり、暗くも美しい空を見上げている。


満天の星空だった。


空に輝く星々は燦然と輝きを放っている。



あ「こんないい夜空の時は・・・ジュダルでも誘って屋根の上で鑑賞しましょうかねぇ。」



彼女はそう言うと、窓からふわっと飛び立った。









只今ジュダルはクースカクースカと自室で眠っている。


寝る前までは彼女の事を気にして考えていたみたいだが、流石にもう眠ったみたいだ。



____コンコン コンコン



ジュ「ん〜・・・あぁ?」



ジュダルは「ふわわぁ〜」とアクビをすると、ドアの方を見た。



コンコン コンコン・・・



ジュ「・・あれ?」



ジュダルはようやくここで何かの異変に気づく。


・・・そう、コンコンというノックの音はドアからしているのではない。



ジュ「・・・・・窓?」



ス____



あ「やっほ、ジュダル。」



ジュダルが窓を開けると、胡坐をかき、頬杖をついた状態で空中にふわふわと浮いる彼女がいた。



あ「眠そうな顔ね。


あ、もしかして寝てた?」



彼女は暗くてはっきり見えないジュダルの顔を下から覗き込んだ。



ジュ「あぁ、寝てた。


もうぐっすり、爆睡中だったぜ・・・」



あ「それは悪かったわね。


でも、ただの嫌がらせで来たんじゃないのよ。


星、見に行こうと思ってね♪」



彼女は満面の笑みをジュダルに向ける。



ジュ「星ィ?」



あ「そうよ!


ほらっ、早く行くわよ。


いつまでも死んだ魚みたいな目してないでっ。」



彼女はまるで遊園地で親の手を引く子どものように、ジュダルの腕をグイグイと引っ張る。



ジュ「そんなに急かすなよ。


急がなくても星は逃げねーだろ。」



あ「もう、早く。」



ジュダルは引き出しからフード付きの白い上着を引っ張り出し、それを手に持った。



ジュ「んじゃ、行くぞ。」



あ「えぇ!」



二人はふわっと窓から空中に飛び立ち、帝都の屋根の上にそっと降りた。

日常その十五 あたしはただのちっぽけな人間→←日常その十三 洒落にならない



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設定タグ:マギ , ジュダル , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます(笑) その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつh(殴  なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです!! (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●) (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました!是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年6月15日 11時

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