日常その一 これが彼女、そしてその愉快な仲間達である ページ1
ある日の事・・・今日はとてもいい天気だ。
彼女は珍しく外に出て、帝都の庭をルンルンとスキップしていた。
と言っても、今はまだ朝の四時ぐらいで、官女や従者がちらほらいるだけだった。
だが次の瞬間、帝都の庭は彼女の大きな叫び声に包まれた。
あ「ぎああああぁぁーー！！！！！」
『！！？』
すると、官女数人がバタバタと彼女のところまで走って来た。
女「な、何事でございますか！？」
膝を地面につけて、絶望感の混じった怒りオーラを出していた彼女。
だが官女が走って来ると、スクッと立ち上がり、怒りに震えた声でこう告げた。
あ「至急・・・ジュダル、紅炎、紅明、紅覇、紅玉を呼んで。」
『は、はいっ』
＊
ジュ「で、なんなんだよ。
こんな朝っぱらから呼び出しやがって。」
ジュダルは目を半開きにし、眠そうな顔をしている。
覇「僕まだ眠〜〜い・・」
そう言って紅覇は彼女にしがみつき、もたれかかる。
いつもならジュダルが引き剥がしにかかるのだが、今回は眠くてスルーである。
彼女もあまり気にしてなさそうだ。
あ「今から言うこと、みんなよぉく聞いてよね。」
明「はい。」
玉「どおしたのぉ？Aちゃん。」
炎「忙しいんだが・・・」
紅炎の発言はシカトして、彼女は話を進める。
あ「昨日まで、この木に実ってた桃が無いの。」
『・・・・・は？』
真剣な顔で桃の悲劇を言われ、周りはつい間抜けな声を上げてしまった。
あ「だからぁ！
ここに！この木に！昨日まで実ってた桃が消えてるの！跡形もなく！！」
炎「・・・誰かに食われたんじゃないのか？」
あ「うん。」
ジュ「じゃあ違うの食えばいいじゃん。」
ジュダルのもっともな意見に、紅明も「そうですよ。」と同意する。
あ「駄目！犯人を締め上げないとあたしの気がすまないわ！」
炎「なぜその桃にそこまでこだわる？」
あ「だって！まだ桃が緑色の頃から様子を見に来てて、昨日やっと〈明日が食べ頃だ！〉って楽しみにしてたのに！」
玉「Aちゃん、落ち着いてっ」
覇「犯人、ジュダルくんじゃないの〜〜？」
あ「なっにぃ！」
彼女はジュダルをギロッと睨みつける。
ジュ「なんで俺！！？」
覇「だって〜、昨日僕がここを通りかかった時、桃の木をずぅっと見つめてたよ〜〜〜」
明「あぁ、それなら私も見ましたよ？食べたそうな目で桃をじいっと見てました。」
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にゃんにゃん子猫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます（笑） その約束はずっと後に・・・言い過ぎましたね。 楽しみにしておいてください♪ (2013年7月19日 20時) (
レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 紅覇くんに主人公が「何でも言うこと聞く」と言ったやつｈ（殴 なんでもないですすみませんごめんなさい・・・・と、とっても面白いです！！ (2013年7月19日 20時) (レス) id: 542b6c1a5a (このIDを非表示/違反報告)
練紅鈴 - は〜い(●・▽・●） (2013年7月13日 21時) (レス) id: 2b43f26b94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 四章が始まりました！是非読んで下さい( ´ ▽ ` ) (2013年7月13日 16時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 練紅鈴さん» 四章でのお楽しみです(=^ェ^=) (2013年7月13日 10時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんにゃん子猫 | 作成日時：2013年6月15日 11時
