星4 ページ50
良太郎side
街灯に照らされただけの暗い夜道を僕たちはゆっくりと歩く
運動というよりは散歩みたいな感じになってしまったが今の僕にはそんな事はどうでも良いことだった。
さっきのAの泣き顔が頭から離れない
Aがなぜ泣いたのか‥。
もしかしたら何か、思い出しつつあるのかもしれない。
オーナーの言う“その時“が近いのかもしれない。
貴方「良太郎？大丈夫？」
良太郎「え‥？」
貴方「考え事してるみたいだったけど、もしかして悩み事？」
良太郎「‥ううん。大丈夫だよ。」
貴方「そう‥？あ、ねぇ少し休憩しない？ちょっと疲れちゃって。」
良太郎「そうだね。」
確かに今は夏真っ盛り、ゆっくりと歩いていても体力は奪われていく
でも彼女は少し汗はかいてるものの、疲れてる様子はない
おそらく彼女は僕を気遣ってくれているのだろう。
僕たちは近くのベンチに座る
二人の間に夏の夜風が吹き抜ける
僕はチラリと隣に座るAをみる
星を眺める彼女はとても美しく、儚げで思わず目を奪われ、胸がキュッと締め付けられる
できるのなら‥Aを僕だけのものにしたい‥
僕の隣で笑っていてほしい‥。
そんな想いがつのる
そんな時昨日のハナさんの言葉が頭をよぎる
タイミングをみてデートに誘う‥
デートに誘う‥‥
緊張からかトクントクンと鼓動が早くなる
良太郎「あの‥さ、今度、二人で‥出掛けない？」
貴方「え？」
Aは驚いたように僕をみる
良太郎「あ‥嫌‥かな？」
貴方「ううん。嬉しい！お出かけ！いつにする？」
彼女は目をキラキラさせてそう言う
良太郎「いいの‥？」
貴方「ふふっ‥もちろんだよ！」
さっき泣いていたのが嘘だったかのように、Aは満面の笑みを浮かべる
その笑顔に胸がキュンとないた
良太郎「お出かけ、明後日なんてどう、かな？」
貴方「明後日ね！ふへへ‥楽しみだなぁ」
良太郎「僕も、すごく楽しみだな。A、そろそろ戻ろうか。」
貴方「うん！」
それから僕たちは来た道を戻り、ミルクディッパーの前に到着する
貴方「良太郎、お出かけ、楽しみにしてるね！」
良太郎「うん！」
その時、エタニティーライナーが僕たち元に到着し、ウィーンと音を立ててドアがひらく
貴方「私行くね。おやすみ、良太郎」
良太郎「あ、まって！」
僕はエタニティーライナーに乗ろうとするAをひきとめる
貴方「‥？」
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零(プロフ) - ぽちょ汰さん» ご指摘ありがとうございます！確かにそうですね！すぐに訂正させてもらいました！ (2020年9月4日 6時) (
レス) id: b57a231f67 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - 実際に公式ではないですが、ファンの間でも「W良太郎」と言われてるので (2020年9月3日 23時) (レス) id: d4f6c2ebfb (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - こんにちは〜。 設定見てジークの表記が気になったので失礼します。 ジークの綴りはドイツ語で「sieg」になる為、表記するならウィングフォーム(Wing)の「W(名前)」の方がそれっぽくなると思います。 (2020年9月3日 23時) (レス) id: d4f6c2ebfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零 | 作成日時：2020年8月31日 7時
