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体力作りと触れてはいけない事 ページ20

良太郎side

貴方「‥そっか。あ!それじゃぁ明日から一緒に毎日夜走りに行かない?」

Aは満面の笑みで僕にそう言う

良太郎「えっ‥」

正直驚いた。一緒に運動してくれるなんて思っても無かったから。

でもそれと同時に嬉しさがこみ上げてくる

貴方「いや‥かな?」

Aは不安そうに僕を見つめる

良太郎「そ!そんなこと‥で、でもいいの?夜だと、"お母さん“とか心配するんじゃない?」

僕は慌てて答える

19歳といえど彼女は女性だ、この世の中色々危ないし‥。

貴方「えっ?」

Aは一瞬、心底驚いたような表情をみせ、考え込むように黙り込む

デンライナーにしばらくの沈黙が流れた。

みんなもそんなAを、不思議そうな顔で見る、‥ジークを除いて

良太郎「‥A‥?」

ジーク「‥‥。」

もしかしたらAのお母さんはもうこの世に居ないのかもしれない。
だとしたら、僕は、彼女にとって触れて欲しくない記憶に触れてしまったのかもしれない。

不安になり、彼女の名前を呼ぶ

貴方「あ‥ごめん。お母さん‥お母さんね、居ないよ。」

Aはびっくりしたのかピクンと肩をふるわせ、そう言った

お母さんは居ない。そう答えた彼女の目は僕ではなく、どこかずっとずっと遠くを見ているようだった。

良太郎「え‥そ、そうなんだ‥ごめん‥」

貴方「ううん。」

僕が謝ると、Aはそう言って何事もなかったかのようにふわりと笑う。

みんなはほっとしたような顔をし、さっきまでの張り詰めた雰囲気はなくなり元の穏やかな雰囲気に戻る

彼女が触れて欲しくない事なら、触れない方がいいし、何より彼女には笑っていて欲しい。

だけど、さっきの何処か遠くを見るようなAの表情が頭から離れない、それにさっきからジークの様子が少し変だ。

もしかしたらAのこと何か知ってるのかもしれない。

貴方「と、に、か、く!明日の夜から一緒に走ろうね。毎日走ったら体力つくと思うし。」

良太郎「う、うん。それじゃ僕がAを家まで迎えにいくよ。」

貴方「え?私が良太郎を迎えに行くつもりでいたんだけど‥」

良太郎「駄目だよ。どんなに強くてもAは女性なんだから。」

ウラ「そうだよ?世の中変な虫が沢山いるからね?ここは良太郎に送り迎えしてもらった方が良いと思うな」

ハナ「あんたにだけは言われたくないわよ。」

ウラ「‥。」

ハナさんの鋭い正論にウラタロスは何も言えなくなったのか黙り込む

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設定タグ:仮面ライダー電王 , 野上良太郎 , オーナー   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - ぽちょ汰さん» ご指摘ありがとうございます!確かにそうですね!すぐに訂正させてもらいました! (2020年9月4日 6時) (レス) id: b57a231f67 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - 実際に公式ではないですが、ファンの間でも「W良太郎」と言われてるので (2020年9月3日 23時) (レス) id: d4f6c2ebfb (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょ汰(プロフ) - こんにちは〜。 設定見てジークの表記が気になったので失礼します。 ジークの綴りはドイツ語で「sieg」になる為、表記するならウィングフォーム(Wing)の「W(名前)」の方がそれっぽくなると思います。 (2020年9月3日 23時) (レス) id: d4f6c2ebfb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年8月31日 7時

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