無傷【東京喰種】

ノスタルジック ページ7

「おおぉ…これが佐々木メシ！！」



目の前に広がるきらきらなお料理たち。

どれもこれも美味しそうであっよだれがっ







「たんと味わうがいいぜ子猫ちゃｧん…」


「誰だよ」


「ほらほら瓜江くんも早く座って！」


「(うるさい)」





「さっ、みんな集まったね！それじゃあ…」






「「「いただきます！」」」







みんなが同じテーブルを囲んで手を合わせていただきます。



なんか、たのしいなたのしいな。






「いつもこんなに豪勢なご馳走なんですか？」


隣にいる佐々木いっとーにたずねる。



「ううん、今日はいつもよりちょっと気合いを入れただけだよ」


「？なんかあったんですか？」


「なんかあったって……、今日はAちゃんの歓迎会みたいなものだよ！」



にこにこ素敵な笑顔のみんな。

…瓜江くんは除きますが。




「…私の？」


「うん！じゃなきゃこんなに豪華に作らないし、
それにみんなで集まって食べるのも久々くらいだし！」



さっきより更ににこにこのいっとー。


なんだか、あったかいなぁ。


胸のあたりがぽかぽかします。





「えへへ、」

「初めて誰かとテーブルを囲んで食事を取ったけど
食事ってこんなにも楽しいんですね！」




いつもはそんなことする必要もないから。

ずっと昔も、そんなことはしなかったから。





＿ポンっ



「…へっ、」



すると、頭になにかが優しくおかれた。









…それは酷く懐かしく、あたたかかった。

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