story2017 ページ18
．
貴久「てかさ。会社にあるなら明日でもいいんじゃね？」
A「ﾀﾞﾒﾀﾞﾒ!!絶対ﾀﾞﾒ」
.
貴久「ある場所分かってるなら…」
A「ﾀﾞﾒー」
.
……頑固者。
Aは取りに行くって聞かなくて
このまま家に帰ろうかとも思ったけど
夜中1人で取りに向かわれても困るから
仕方なく。
Aの会社に車を走らせた。
.
で。
なんで指輪外したんだろ。
.
貴久「…机の引き出しにあんの？」
A「…ｳﾝ。」
.
貴久「ｻｲｽﾞ…ｷﾂかった？」
A「…ううん。違うの。」
.
貴久「…誰かに何か言われた？」
A「あー…w」
.
何も付けていない薬指。
.
でもAは、指輪がハマっているかのように
右手でｸﾙｸﾙって…
.
A「北山先輩に、指輪目立ってるって言われたw」
貴久「そりゃそうだろー。目立つようにｵｰﾀﾞｰしたんだもん」
A「…でね？お昼にまたつけようと思ったんだけどさー…」
.
そう言うと。
「あのね？会社に女の先輩がいてね？」って。
今日の出来事を話してくれた
.
A「ｾﾞｯｷｰ先輩…仕事中でも何回か思い出して泣いちゃって…」
貴久「好きだったんだな」
A「うん…。研修頑張ってたのに…」
.
会社のｾﾞｯｷｰ先輩。という人について
Aは自分の事のように悲しんだりしてる
.
まぁ…女の子は失恋すると仕事に影響出るよなー
.
同じ職場なら尚更気まずいだろうし。
.
付き合って結婚したならいいけど
別れた時は悲惨w
.
だからｵﾚは職場恋愛はしたくない。
お互い監視してるみたいでなんか嫌なんだよね。
.
ずっとｾﾞｯｷｰ先輩のことを聞きながら
Aの会社の前まで来た
.
A「すぐ戻るから待ってて!!」
貴久「分かった」
.
素早く車から降り、
Aは小走りで会社の中に。
.
会社にはまだ灯りがついていて
残業してる人もいるんだって分かる
.
貴久「襲われんなよーw」
.
でもまぁ。
Aの指輪を外した理由が
北山さんに言われたことと。
ｾﾞｯｷｰ先輩に遠慮して…ってことだって分かって
一安心。
.
…良かったw
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2019年10月3日 21時
