小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

story1262＊DAIKI.A ページ12

大貴side…


大貴「1...2....3....4....っくそー…‼」







何回やっても上手くいかないー‼
もうすぐ体育のﾃｽﾄ。



男子校に通うｵﾚは…
今まさにﾘﾌﾃｨﾝｸﾞの練習中で。

それも自分の部屋でやってるもんだから
「うるさいよー…」って姉ちゃんに怒られた。







.



A「外でやりなさいよ…」

大貴「やだよ、誰かに見られるもん」







.




A「大丈夫だよ。公園で練習したら？」

大貴「…姉ちゃん。どこ行くの？」








.




A「ぁ…うん。ちょっとね」

大貴「…最近服の趣味変わったよね」

A「…よく見てるね。」

大貴「…まっすーの趣味じゃないよね⁇」









.





A「…ｲﾒﾁｪﾝだよ。ほら…髪色も明るくなったし」

大貴「…なんか…変。」

A「…変でもいいよ。」









.


大貴「まっすー…怒るよ？」

A「…別にいいもん。どーせ…」







.









「私は彼女じゃないんだし…」って
言いたげな顔。









．





「ほら。私も公園まで付き合うからいこ？」って誘われて

仕方なく公園に行くことにした。








．






家を出る前「お母さん…今日ご飯いらない」って姉ちゃんは言う。






．






お母さんも「あまり遅くならないでね」って言うだけで特に誰とは聞かなくなった。









ちょうど玄関を開けようとした時…
外側からﾄﾞｱが開き「こんにちは。」って…









．





「約束より…早く来ちゃったw」

A「…あのさ。大貴にｻｯｶ-教える時間…ある？」









…べ…別に教えてもらわなくてもいーし‼









…って思ったけど。
「全然いいよ。」ってこの人に笑顔を向けられると男のｵﾚでも…ﾄﾞｷｯとすんだよ///









お母さん「あら、大貴…お友達？」









そのやりとりを聞きつけて。
お母さんがやってくる。









お母さんは「こんにちは、初めましてかしら。」って。









A「あ…えと…」









…なんて紹介すんの？

と思ったら。








．






涼介「初めまして。
僕…山田涼介と言います。

あの…増田先輩の後輩で。
Aさんと親しくさせて頂いてます」









ﾍﾟｺｯ...と頭を下げ。
ｱｲﾄﾞﾙみたいな笑顔でお母さんを見た。







．



お母さん「あ…///あらあら まぁまぁ…」









…そう言った母さん…









めっちゃ女の顔して「美形ねぇ…///」なんて。
…きもっ‼

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