【紫原敦と勿体ない地蔵 2】 ページ33
「あ…誰か来たね。テツヤ、涼太、ちょっと出てきて頂戴な」
椅子に座って、細長い札に何かを描くA。こんな、札作りなんて雑用のような適当な仕事も、やらないよりはやって信用を稼ぎたい。そして、札作りに忙しいAは玄関へ黒子と黄瀬を行かせたのだ。
「どうも、こんにちは。ようこそ…妖桜へ…え?」
「む、む、紫原っち!?何でこんなところに…」
紫の髪に、長身。一発で見分けが付くような特徴の彼。紫原敦だ。いつもはお菓子を食べていて、子供のように緩んでいる頬も、今日はやたらとひきつって見えた。
「そ、れを言いたいのは…こっちだし…」
「お客様の前でうるさくってよ。テツヤ、涼太」
そこへ現れるは、黒髪の和風美人。毎度おなじみ、水野A。この店の店主であり、祓い屋だ。
「すいません、騒がしくさせてしまって。さて、と。ご用件をお伺いいたしますね」
ぺこり、と頭を下げた後、椅子へ座るように促すA。紫原は素直にそれに従い、椅子へと座った。
そして、ぽつりと言った。
「何かに気に入られてる、みたい」
と。
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