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ななもりside

タイミングなんてものはそう都合よく来なくて、あれからしばらく家に帰ることすらままならない日が続いた

でも!

今日はお休み!

なんなら明日は家でお仕事


紫「これが…タイミングかな」


事務所を出て、朝日を浴びた俺は連日の仕事の疲れから変なことを考えた

茉里ちゃんとの会話とか、色んなことが重なって欲が少し大きくなってるのは感じてる

だけど…焦りすぎはダメ

勝手に期待して、勝手に失望するようなことあってはならない

特に今回のような事はっ!!


安定の朝帰りをした俺は、静かに部屋に入った

いつもなら出迎えてくれる猫ちゃんたちも今日は寝室から出てこない

見れば、出入りしやすいようにいつも少し開けてあるドアがきっちり閉まっている


紫「珍しい…」


いつものように顔を洗ったり、着替えたりして寝室に入る

昨日、Aに少し長距離の運転をお願いしてしまったので疲れていたのかこれまた珍しく熟睡中のAがいた


部屋に差し込む光に照らされて見てるAはやっぱり俺の場所を開けて、いつも俺が寝るほうを向いて寝ている

たったそれだけで俺の居場所がここにあるように感じて暖かな気持ちが広がっていく


いつも通りの光景

ただ、いつもと違うところが少し…


いつもなら睡眠用スパッツを履いて寝てるのに、今日はショートパンツ1枚

…当然見える細くて白い綺麗な足

さらに、首元がキュってしたのが苦手なAがいつも着てる首元広めのシャツから下着の紐がチラ見え…


紫「…なんで今…」


帰路で考えた不埒な思考が再び顔を出す

全裸よりも官能的な格好に思わず大きく息を吐きながらしゃがみこんだ


ぽ「ニャ?」


急にしゃがみこんだ俺を心配してか、3匹が寄ってくる

その動きに反応するようにAが身じろいだ


そのせいで、ショートパンツが少しめくれてさっきよりも際どい位置まで見えるようになってしまった


紫「ぁー…ヤバッ」


1度意識してしまったら中々抜け出せなくて、1度ふぅ…と大きく息を吐いた

すると突然


「お仕事お疲れ様」
ギュー(つ・ω・(-ω-*)ヨシヨシ

紫「ビクッ(−д−;))!!」


ドア前でしゃがみこんでいた俺をAが包み込むように抱き締めて頭を撫でてくれた

寝てたはずなのに…


紫「お、起こしちゃった…?」


色んな意味でドキドキの俺の質問にAは


「なーくんが入ってきた辺りで気づいてたけど、中々ベッドにこないから」


って笑いながら答えた

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るりあ(プロフ) - 更新ありがとうございます(*´꒳`*)何回一から読み直しても飽きない最高の作品です^ - ^ (2022年3月7日 2時) (レス) @page47 id: 965d6c4948 (このIDを非表示/違反報告)
るりあ(プロフ) - ほんっとうに世界観にぐっと引き込まれます。。。めちゃくちゃに続きが気になります(*´꒳`*)更新お疲れ様です!またの更新楽しみにしてます! (2022年3月7日 1時) (レス) @page46 id: 965d6c4948 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - 仙斗って人が仕向けたのかな? (2022年2月28日 13時) (レス) @page40 id: 97d3b05e39 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - 騎士になれって言ったのは誰なのか……。夢主ちゃんかなーくんに被害が行くように仕向けたとしか考えられないのって私だけ? (2022年2月28日 13時) (レス) @page46 id: 97d3b05e39 (このIDを非表示/違反報告)
ももの。(プロフ) - みかん。さん» それなです…ヤバい…めっちゃ続きが気になる… (2022年2月27日 15時) (レス) @page35 id: e3acabb542 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心葉 | 作成日時:2021年11月24日 19時

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