いろんな事件は知っている[KZ]-小説

作戦、開始っ！ ページ49

それから私は秀明の授業を受け、帰る時間帯となった。


今日は一人で帰るのか。



外に出ると、いつも以上に暗く感じた。


やっぱり、フシギがいないからかな。





若武「アーヤ！」



わっ！びっくりしたぁ。

急に呼ばないでよ、びっくりするじゃん。




小塚「僕たちは後ろでちゃんと見てるから、気にせず帰ってね。」


いや、気にしちゃうよ。ある意味。


取り敢えず私は頷いた。



みんなも私のために頑張ってくれているんだもの。


私も頑張らなくちゃ。



七鬼「立花、これ、小型カメラ。服に付けとけよ。できればポケットの中とかそんなとこに。」



了解。

私は小型カメラを大事にポケットの中にしまった。




若武「では、作戦、開始っ！」

黒木「じゃあね、十分気を付けて。」





私は若武と黒木くんの言葉と同時に歩き出した。


後ろにはちゃんと若武たちがいるから、大丈夫だ！


でも、怖いなぁ。




歩き出して数十分後、私は思った。

後ろから急に来ないかなぁ、って。









その時、後ろから急に口元を布で押し付けられた。



バタバタ暴れても、後ろから抱き締められる形で押さえられていたから、出来なかった。





頑張って後ろを振り向くと、顔は見えないけど、恐らく倉石レオだ。



横には車があり、私は車の中に引きづりこまれた。



と、同時に急な眠気に襲われた。




そして、気づいた。


車の運転席に倉石レンがいて、倉石レンと倉石レオが二人で不気味に笑っていることを。









つまり、この二人は共犯者だったんだ_____

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