学校と秀明 ページ46
忍「大丈夫。あの家の周りに小型カメラをたくさん仕掛けたから。」
そう言って忍はにっと笑う。
まるで無邪気な子というか………悪戯好きな子というか……。
そっか、忍はAIの天才だから、小型カメラを仕掛けることができたんだ。
腹を立ててた私を怒りたい…!
忍から離れ、自分の席で予習復習をする。
朝のホームルームまでに終わるかなぁ
結果、予習復習は少しだけ間に合わなかった。
*
フシギ「立花………いや、彩」
びっくした。
フシギくんが、私のことを彩って言うんだもの。
どうかしたのかな?
フシギ「これから彩って呼んでもいいか?」
彩って呼ばれるの、家族以外には慣れてないなぁ。
アーヤじゃなくていいのかな?
フシギ「アーヤじゃなくて彩がいいんだよ、俺は。」
な、何で私の思ってたことが分かったの?!
もしかして私、また顔に出てた?!
慌てて自分の手で頬を触る。
フシギ「クッ彩も俺のことフシギって呼んでよ。行くよ」
フシギは何事もなかったかのように秀明の方に歩いていった。
っていうか、フシギ、急にどうしたんだろ。
この時、私とフシギは気づかなかった。
あの男が見ていることを。
*
秀明の休み時間。
「キャー!KZがこっちに来てるっ!」
「社理の小塚くんもいるわ!」
「みんなかっこいい!」
げっ!
まさか、私のところに来ないよね!
だって集合は明日だし、集合が今日になったのなら、小塚くんが電話をくれたはずだもの。
その時、私の視界の端でフシギが立ち上がるところだった。
それでズンズン私のところに来て、腕を掴み上げたんだ。
わっ!
前に転けそうになったのをぐっと堪える。
彩「どうしたの?」
フシギはKZが来る方を見ながら答えた。
フシギ「集合。調査が予定より早く進んだんだってさ。」
ええっ?!私、そんなの聞いてないっ!
なんで私に教えてくれなかったのよぉ!
フシギ「取り敢えず早く行こう。彩が危険だ。」
心配してくれるのは嬉しいけど、これじゃあ目立ちすぎるよぉ!
せめてなら、一人で行かせてっ!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアルファベット
X
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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NENE - かわちゃんさん» はい、やりましたね〜!ちょっと面白いツッコミも入れてみました!(笑)いいアイデア、ありがとう! (2021年7月8日 7時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - ミルキーさん» はい、作者もそうと思います!←いや、そうするかも!読んで頂き、ありがとうございました!これからもどんどん続きます! (2021年6月29日 18時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキー - 今お迎え読んでいるんですけどあいかさんか知り合いが誘拐犯かな?と思いました。 (2021年6月29日 10時) (レス) id: d8d29d2918 (このIDを非表示/違反報告)
かわちゃん - アハハ!やっぱり!若武言ってる!当たった、やった! (2021年6月27日 10時) (レス) id: bd95cd5d96 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - ええー!そうだったんですか?!なんか…嬉しい(笑)これからも宜しく! (2021年6月26日 10時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NENE | 作成日時:2021年6月9日 20時