いろんな事件は知っている[KZ]-小説

謎は増えるばかり？ ページ44

彩side



若武「では次に俺らからの調査を発表する。」



若武と翼はXと事件の関係について、だけど、どうなったんだろ。



翼「残念ながら何も分からなかったけど、気づいたことごある。Xが誘拐する時間帯がバラバラなのは、俳優として働いているから。その時間帯を詳しく調べたりすればいいんじゃないかな？」



う、うん？


若武「何かよく分からなくなってきたな。アーヤ、今までのことを纏めて発表してくれ」



わっ！

私はさっと目を通し、口を開いた。


彩「Xの人物は恐らく池崎大和か倉石レオであり、前の若武調査員の聞き込みで現れた人物は、その2人のどちらかの弟か知り合い。誘拐する日は日曜、月曜、水曜、金曜日で時間はバラバラ。」


ノートのページをめくって、謎を読み始める。


彩「謎は大きく分けて3つのグループになります。Xについての謎は……」




そこまで言って、気づいた。

前の、若武調査員で現れた謎の人物を。

それをZと名付けよう。


彩「えっと……謎の人物をZと名付けることにしたけど、XとZのグループ、合わせた方がいいかな？」



若武の方を見て言うと、若武は頷いたので、私はまた喋りだした。


彩「XとZの謎は1、XとZは何者なのか。2、XとZはこの事件とどう関わっているのか、またその二人の関係はどうか。3、XとZの狙いは何か」


彩「殺人事件の謎は1、なぜ誘拐される日が日、月、水、金なのか。2、なぜ可愛い中学生を狙っているのか。3、時間も場所もバラバラなのはなぜか。」


彩「誘拐犯の謎は1、誘拐をする理由はなにか。2、殺害をしているのなら、その遺体はどこにあるのか。3、殺人犯は誰か。です。」



ふぅ、読み終わった。


若武「XとZのグループは1グループ。殺人事件の謎を2グループ。誘拐班の謎を3グループとする。」


ふむふむ、そういえば占ってから1週間たってるような気がするけど気のせいかな？



若武「1グループを七鬼と上杉だ。俺らが聞き込みしたZの家がある地図を送っておくから、その家の情報集めろ。それと見張りもしとけ。グループ2は俺と小塚だ。グループ3は黒木と美門だ。アーヤと千野はそのまま。これにて、明後日の休み時間、カフェテリアに集合。じゃ、解散っ！」

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